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・平潟の野鳥 ヒヨドリ スズメ ウミウ


ピーヨ,ピーヨと鳴くのでピーヨ鳥からヒヨドリと名が付く 撮影日:2013/2/23 場所:平潟
「ピーヨ,ピーヨ,ピーヨ」と鋭く騒々しく声に驚いて外を見ると灰褐色の鳥がユズの木に止まっています。スズメよりずっと体が大きい。嘴は細長く尖っています。ヒヨドリです。しばらく観察していると,スズメが1羽飛んできました。1mくらい離れた所に止まりました。それを目ざとく見つけたヒヨドリは,ここは俺の縄張りだと言わんばかりに追い払ってしまいました。自分の体よりずっと大きいヒヨドリに突っ込まれては勝ち目がないと分かっているようにスズメは違う場所に飛んでいきました。
 ところで,ヒヨドリの名のいわれは「ピーヨ,ピーヨ,ピーヨ」と鳴く鳴き声から付けられたようです
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単独でよく庭に来る 撮影日:2013/2/23 場所:平潟


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頬とのどに当たる所に黒い紋がある。 撮影日:2013/2/23 場所:平潟
 スズメは人家近くで見かけることが多い鳥です。それは屋根の瓦の隙間を巣にしてきたからです。ところが,最近,数蛾少なくなってきたようです。それは瓦の形が変わってきたからです。昔の瓦は反っていましたが,今の瓦は平らな形をしています。それで,隙間ができませんから,隙間さえあれば巣を作ってしまうスズメにとって受難の時代が訪れたのです。

 最近,空き地となっている平潟の港を散歩していたら,子どもの頃,よく目にした光景に出会いました。
 スズメの群れ(その数は50羽以上もいたでしょうか)が突然,目の前から飛び立って少し離れた場所に降りました。そして,また,元のように餌をつつきはじめました。写真を撮りたくてそうっと近付くと,また,飛んで行ってしまいます。何度やっても同じです。
 近付く私に驚いて1羽が飛び立つと,外のスズメも後を追うように飛んで行ってしまいます。いくらやっても失敗に終わりました。
スズメに限らず野生の動物は,よその動物の動きに敏感です。ちょっとでも動けば,警戒して逃げてしまいます。
 朝方「チュンチュン,チュンチュン。」と,スズメの声がするので窓を開けると必ず逃げられてしまいます。そうっと開けても気付かれてしまいます。
 スズメには頬に黒い斑紋と,目からのどかけて黒い筋があるのが特徴です。
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せわしく動くスズメは写すのが困難 撮影日:2013/2/23 場所:平潟


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口角がV字形 茶褐色の羽から若鳥と判明     写真を撮っている私を見て警戒しはじめた
撮影日:2013/2/23 場所:平潟港
 2013年2月24日,平潟港を散歩していると岸壁の下の方で羽を乾かしている「ウミウ」を見つけました。岸壁の上から近寄れば「ウミウ」は私を見つけることはできません。かなり近くで写真を撮ることができる絶好の機会です。絶対成功すると確信して真上近くまで歩み寄りました。そっと下を覗くと上手い具合に「ウミウ」の斜め上にいました。5枚も続けて写真を撮っていたら,「ウミウ」は不安に感じて海に飛び込み逃げていきました。
 間近で写した写真だけに口角の様子がよく分かります。Vの字に尖っています。正にこれが「ウミウ」の特徴です。翅の色が黒だとばかり思っていたら,茶褐色です。これは成鳥ではなく,まだ若鳥であることを物語っています。

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海に逃げるウミウ 撮影日:2013/2/23 場所:平潟港
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旬の魚 カナガシラ 平潟港 ②

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カナガシラ(ホウボウ科)  撮影日:2013/3/22 場所:平潟市場
 平潟市場ではこの魚をホウボウと呼んでいますが正しくは,カナガシラです。 ホウボウ科の魚なので,そう呼んでいるのでしょう。横から見ると上顎の先が少し前に突き出ています。このカナガシラは鮮やかな赤い色をしていますが,ホウボウはもっと黒ずんだ色で白い斑模様があります。
 ホウボウ科の魚は方々で捕れるから名付けられたのかもと・・・。


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カガミダイ平潟市場ではギンダイと呼ぶ 食べてはこちらが美味い  撮影日:2013/3/22 場所:平潟市場
 この銀色に光っている魚はカガミダイです。鱗が無く鏡のように光っていることから名付けられたのでしょう。平潟市場ではギンダイと呼んでいます。タイといってもタイの仲間ではなくマトウダイ科の魚です。ただ,平べったい体型をしているので語尾にタイを付けたのでしょう。
カガミダイもマトウダイもよく似ていますが,後者には体側中央に黒くて円い紋があるので簡単に区別がつきます。見かけ以上に大きく違うのは味です。
 マトウダイよりも味が落ちると皆さんいいますが,断然カガミダイに敵いません。マトウダイは味が染み込まずぱさぱさした感じで美味しいと感じたことはありません。カガミダイは煮ても塩焼きにしても味が染みていて美味いです。特に鰭に近い部分(縁側)の肉はとても美味しくて,いつも奇麗に食べています。


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マイカと間違いそうなヤリイカ  撮影日:2013/3/22 場所:平潟市場
 これらのイカはヤリイカか,それともマイカか分かりますか。
 以下の2点かヤリイカの特徴です。
  ①付いている鰭(帽子のように見えるもの)が大きく,先端から外套膜(頭   のように見える部分)の半分頃までに達している。
  ②新鮮なイカでも白っぽく色が濃い赤茶色にならない。
 以上の理由で,この写真のイカはヤリイカです。マイカと同じくらい大きなヤリイカいるなんて驚きでした。マイカよりヤリイカの方が高く売れます。寿司屋さんで出るイカは,このヤリイカです。
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寿司屋で出るのは,このヤリイカ  撮影日:2013/3/22 場所:平潟市場




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アナゴ科の魚  撮影日:2013/3/22 場所:平潟市場
 これらはアナゴ科の魚です。ウナギに似た味で美味しく食べられます。高いウナギは手が出ないのでアナゴで我慢しています。


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やがてブリに出世するイナダ  撮影日:2013/3/22 場所:平潟市場 
 平潟市場ではイナダと呼んでいます。体長が1m近くになればブリと呼ばれますが,まだ,小さく40cmしかありませんでした。

 ブリは成長とともに名前が変わり,出世魚とされています。 東京付近などでは15cmくらいまでのものをワカシ,40cmくらいをイナダ,60cmくらいをワラサ,90cm以上のものをブリといいます。

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