・カワウ それとも ウミウ
シノリガモに気を取られていた私は,この黒い鳥に興味がありませんでした。でも,ブログで紹介されているのを見てから,「よし,私もこの鳥を紹介しよう。」と思いました。今日,材料がそろいましたので紹介いたします。
この黒い鳥は「ウ」だと思っていました。
ところが,「ウ」には「カワウ」も「ウミウ」もいることが分かりました。ここまでは簡単に進みましたが,そのどちらであるかを決めるのは至難のわざでした。
海にいるからウミウだとは簡単には決められないからです。カワウは海でも見られることがあるし,ウミウも湖にいることがあるからです。
見分け方
では決め手は,どこにあるのでしょう。
顔の部分にあります。嘴の口角(口の両脇)に丸味があればカワウです。尖っていればウミウです。
もう少し詳しく説明すると,その尖った口角の下側(黄色の部分)が口先の方に放物線を描くような形ならウミウです。最初の写真にその部分の様子が写っていたのでウミウだと分かりました。
下の写真にはカモメ類の若鳥とウミウが写っています。
これから,2種類の鳥の浮力の違いがよく分かります。
カモメ類の若鳥の方は尾羽の先端が出るほど浮いていますが,ウミウの方は背中の部分が見える程度しか浮いていません。
ウミウは水中を動き回って魚を捕らえるので,浮力が大きいとすぐ浮いてしまって困るから浮力を小さくしているのでしょう。

浮力の小さいウミウ 撮影日:2013年2月13日 場所:北茨城市平潟港

翼を広げて乾かすウミウ 撮影日:2013年2月15日 場所:北茨城市平潟港
飛び立つ訳ではないのに翼を広げているときを見かけることがあります。
それはぬれた翼を広げて乾かしているのです。
ウミウは尾羽の付け根からでる脂を嘴で取り、羽根に付けて撥水性を保っています。
しかし,脂を出す分泌腺がよく発達していないので羽の撥水性が弱く,翼を広げて乾かす必要があるのです。


ブイの上で休息中のウミウ 撮影日:2013年2月16日 場所:北茨城市平潟港(2枚とも)
この黒い鳥は「ウ」だと思っていました。
ところが,「ウ」には「カワウ」も「ウミウ」もいることが分かりました。ここまでは簡単に進みましたが,そのどちらであるかを決めるのは至難のわざでした。
海にいるからウミウだとは簡単には決められないからです。カワウは海でも見られることがあるし,ウミウも湖にいることがあるからです。
見分け方
では決め手は,どこにあるのでしょう。
顔の部分にあります。嘴の口角(口の両脇)に丸味があればカワウです。尖っていればウミウです。
もう少し詳しく説明すると,その尖った口角の下側(黄色の部分)が口先の方に放物線を描くような形ならウミウです。最初の写真にその部分の様子が写っていたのでウミウだと分かりました。
下の写真にはカモメ類の若鳥とウミウが写っています。
これから,2種類の鳥の浮力の違いがよく分かります。
カモメ類の若鳥の方は尾羽の先端が出るほど浮いていますが,ウミウの方は背中の部分が見える程度しか浮いていません。
ウミウは水中を動き回って魚を捕らえるので,浮力が大きいとすぐ浮いてしまって困るから浮力を小さくしているのでしょう。

浮力の小さいウミウ 撮影日:2013年2月13日 場所:北茨城市平潟港

翼を広げて乾かすウミウ 撮影日:2013年2月15日 場所:北茨城市平潟港
飛び立つ訳ではないのに翼を広げているときを見かけることがあります。
それはぬれた翼を広げて乾かしているのです。
ウミウは尾羽の付け根からでる脂を嘴で取り、羽根に付けて撥水性を保っています。
しかし,脂を出す分泌腺がよく発達していないので羽の撥水性が弱く,翼を広げて乾かす必要があるのです。


ブイの上で休息中のウミウ 撮影日:2013年2月16日 場所:北茨城市平潟港(2枚とも)
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