・「シノリガモ」 海に浮かぶ宝石
シノリガモ

撮影日:2013/1/7 場所:茨城県北茨城市平潟港
人影におびえ遠のく群れ。 最後だけ雌であとは雄。
このように雌は最後尾か先頭にいるのが普通です。
それはときどき進む方向が反対になるからです。
この鳥の和名はシノリガモです。英名でHarlequin Duck(ハーレクィン)といいます。意味はまだらガモです。
この海鳥にあったのは大分前です。顔に白い模様があるまだ,見かけたことがない鳥でした。図鑑によると,「寒くなるとロシアの方から日本に来る冬鳥である。」と載っていました。
一番最初に,平潟港南側の堤防で見つけたときから,遠くてはっきり写せなく悔しい思いをしていました。
ところが,今日は港の中で群れをなしているのを見つけたので早速写し始めました。ここは(港の中は)外海とは違って波が立たず,写しやすい場所です。でも,この鳥は極端に人を警戒し,人影を見るとすぐ遠くに離れ移動してしまいます。一度離れてしまうとなかなか近くには寄ってくれません。そこで,気付かれないように,船の陰に隠れながら近づきやっと大きく写すことができました。
前回は光の当たり具合で,白い模様だけしか見えませんでした。それでも,白い斑模様が目立つ奇麗な鳥に見えました。ところが,今回は正面から光が当たる所に移動してくれたおかげで尚一層,彩りが豊かになった感じです。赤錆色が加わっただけなのですが,更に奇麗な鳥に見えました。私の見る目にも奇麗に見えるはずです。海に浮かぶ宝石と呼ぶ人がいるほどですから。

撮影日:2013/1/7 場所:茨城県北茨城市平潟港
派手な雄たち
この雄たちをよく観ると,一匹だけ模様が異なる雄がいます。左にいる鳥です。
赤錆色の脇腹の上部にある2つの白い斑点がありません。

撮影日:2013/2/17 場所:茨城県北茨城市平潟港
地味な色の雌。雌には目の回りにだけ白い斑点が3つあります。
目の前後にある円形の斑点と目の下の三角形の斑紋です。

撮影日:2013/1/7 場所:茨城県北茨城市平潟港
雄には首の後ろの方に縦の白い筋がある。
顔や首にある模様が耳飾りや首輪のようでお洒落なカモに見えます。
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