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アケビコノハ 木の葉そっくり

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アケビコノハ 木の葉そっくり
アケビコノハ1
撮影日2012/5/11,前翅長48mm,福島県いわき市勿来の関にて
枯葉そっくりのアケビコノハ(ヤガ科)

「あれっ。木の葉がこんな所にある。」
と思っただけで見過ごす所でした。何しろ枯れた葉そっくりの色で葉脈まであるのですから落ち葉だと思ってしまいました。よく見たら足が出ているではありませんか。これは蛾です。落ち葉ではありません。擬態の見事さにしばし見とれてしまいました。逃げないようにそっと写真を撮りました。フラッシュに驚き逃げてしまわないように,たかずに撮りたかったのですが,暗いのでやむを得ずたきました。

 幸運にもじっとしていたので助かりました。すばやく,ビニル袋を取り出し,中に入れて持ち帰りました。Web図鑑でこの蛾の名前が「アケビコノハ」だと分かりました。幼虫の餌となる植物は,アケビやミツバアケビです。ここ勿来の関には,ミツバアケビが至る所で見られますので,この蛾が生息しているのは納得できます。

 家に帰ってから早速,戸を閉めアケビコノハを放しました。すると,明るい窓に向かって飛んでいきました。そのとき,後翅の鮮やかな黄色が目を惹きました。運良く翅を広げたままで止まってくれたので目玉模様を写すことができました。

 この目玉模様は天敵(恐らく鳥)に襲われたときに前翅をぱっと広げて驚かそうと武装しているのだそうです。次の手まで考えているとは、感心してしまいます。
アケビコノハ2
天敵を驚かす目玉模様

 このように,アケビコノハは天敵から逃れるために二段構えで備えているのです。
 一つは,枯葉に化け見つかりにくくしています。
 次に,見つかったときのことを考えて目玉模様をした後翅を隠しています。


アケビコノハ3
アケビコノハ4
サイに似た顔のアケビコノハ

 顔の写真を見ていると何かサイに似ている気がします。長く突き出た物は下唇鬚(かしんしゅ)といいます。左右二つに分かれています。「ある蛾屋の記録」には,次のように説明されています。「この器官は触角同様に匂いを感じ取ることができたり、複眼を掃除する役目もになっているようです。」
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