3月(2018年)に見られた昆虫①
2018年3月27日(火)
3月(2018年)に見られた昆虫① 撮影日:2018/03/27 場所:勿来の関
今日,紹介するものは3月27日に勿来の関で観察した昆虫です。

①壁にある養分を吸い取るルリタテハ(チョウ目タテハチョウ科)
建物の中にある明かり窓には翅裏が黒ずんだ褐色のチョウが止まっています。
翅を開けば名前が分かるのですが生憎閉じています。
その内少し開き水色の帯模様が見えました。
ルリタテハです。少し寒かったのでしょう。
水平に開き日光浴を始めました。
すかさずフラッシュを焚き写真を撮りました。
すると口吻(赤矢印)を伸ばして壁に付いているミネラルを吸収していました。

②逃げ足の速いビロウドツリアブ(ハエ目ツリアブ科)
ヘリコプターの様に空中に静止することが出来ます。
落ち葉に止まるときには,ゆっくり降りていきます。
目がいいのでしょう。
人間が近付くと直ぐ逃げます。

③群がるヨコヅナサシガメの幼虫(カメムシ目サシガメ科)
毎年,3月になるとどこからともなく集まってきます。
南側に面する幹に見られます。
サクラ・コナラの木で観察しています。
これらのヨコヅナサシガメは幼虫です。
体が小さいことと赤い点が上から見られるからです。
成虫には上から見たとき赤い点は見られません。

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3月(2018年)に見られた昆虫① 撮影日:2018/03/27 場所:勿来の関
今日,紹介するものは3月27日に勿来の関で観察した昆虫です。

①壁にある養分を吸い取るルリタテハ(チョウ目タテハチョウ科)
建物の中にある明かり窓には翅裏が黒ずんだ褐色のチョウが止まっています。
翅を開けば名前が分かるのですが生憎閉じています。
その内少し開き水色の帯模様が見えました。
ルリタテハです。少し寒かったのでしょう。
水平に開き日光浴を始めました。
すかさずフラッシュを焚き写真を撮りました。
すると口吻(赤矢印)を伸ばして壁に付いているミネラルを吸収していました。

②逃げ足の速いビロウドツリアブ(ハエ目ツリアブ科)
ヘリコプターの様に空中に静止することが出来ます。
落ち葉に止まるときには,ゆっくり降りていきます。
目がいいのでしょう。
人間が近付くと直ぐ逃げます。

③群がるヨコヅナサシガメの幼虫(カメムシ目サシガメ科)
毎年,3月になるとどこからともなく集まってきます。
南側に面する幹に見られます。
サクラ・コナラの木で観察しています。
これらのヨコヅナサシガメは幼虫です。
体が小さいことと赤い点が上から見られるからです。
成虫には上から見たとき赤い点は見られません。

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春の妖精 コツバメ
2018年3月26日(月)
春の妖精 コツバメ 撮影日:2018/03/25,03/26 場所:勿来の関
今日,紹介するものは3月25日と26日に勿来の関で観察したコツバメです。

キブシの蜜を吸うコツバメ。
観察が終わって帰ろうとするとキブシの花の回りで何かが飛びました。
止まったあたりを見たら何とコツバメではありませんか。
アセビに止まっているのは何度か見ています。
しかし,キブシに止まっているのは初めてです。
写真を撮って拡大して見ました。
すると,口吻を伸ばして吸蜜中です。
食事中は警戒心が薄れる為かカメラを近付けても逃げません。

コツバメ。
この場所はアセビが分布しているので毎年コツバメが観察できる所です。
しかし,去年はどういう訳かほとんど観察できませんでした。
昨日は観察できませんでしたが,暫く立っていると二匹のコツバメが縄張り争いをしています。
追い払うと地面に降りて日光浴を始めます。
こんなことを幾度も繰り返します。

体を傾けるコツバメ。
コツバメは地面に止まると体を傾けます。
日光が翅に直角に当たる様に傾けます。
それでも,体温が下がらぬように毛が沢山生えています。

口吻(赤矢印)を伸ばすコツバメ。
地面に降りたコツバメの中には口吻を地面まで伸ばしているのもいます。
土に含まれているミネラルを吸収する為です。
科名 チョウ目シジミチョウ科
和名 コツバメ
大きさ 前翅長 14㎜
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月 3~5月
食餌動植物 幼虫はアセビ・ツツジの花・実・新芽を食べます。
特徴 年一化で早春のみ出現します。蛹越冬。

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春の妖精 コツバメ 撮影日:2018/03/25,03/26 場所:勿来の関
今日,紹介するものは3月25日と26日に勿来の関で観察したコツバメです。

キブシの蜜を吸うコツバメ。
観察が終わって帰ろうとするとキブシの花の回りで何かが飛びました。
止まったあたりを見たら何とコツバメではありませんか。
アセビに止まっているのは何度か見ています。
しかし,キブシに止まっているのは初めてです。
写真を撮って拡大して見ました。
すると,口吻を伸ばして吸蜜中です。
食事中は警戒心が薄れる為かカメラを近付けても逃げません。

コツバメ。
この場所はアセビが分布しているので毎年コツバメが観察できる所です。
しかし,去年はどういう訳かほとんど観察できませんでした。
昨日は観察できませんでしたが,暫く立っていると二匹のコツバメが縄張り争いをしています。
追い払うと地面に降りて日光浴を始めます。
こんなことを幾度も繰り返します。

体を傾けるコツバメ。
コツバメは地面に止まると体を傾けます。
日光が翅に直角に当たる様に傾けます。
それでも,体温が下がらぬように毛が沢山生えています。

口吻(赤矢印)を伸ばすコツバメ。
地面に降りたコツバメの中には口吻を地面まで伸ばしているのもいます。
土に含まれているミネラルを吸収する為です。
科名 チョウ目シジミチョウ科
和名 コツバメ
大きさ 前翅長 14㎜
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月 3~5月
食餌動植物 幼虫はアセビ・ツツジの花・実・新芽を食べます。
特徴 年一化で早春のみ出現します。蛹越冬。

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キノカワハゴロモ
2017年12月10日(日)
キノカワハゴロモ 撮影日:2011/09/22,2017/09/01 場所:勿来の関
カメムシ目アオバハゴロモ科のキノカワハゴロモを紹介します。
柱に似通った色の昆虫が止まっています。
色が似ていて見過ごしてしまうところでした。

白っぽいところがコケのように見えるキノカワハゴロモ。
行司が持っている軍配に似た形をしています。
翅を立てずに平べったくして止まります。
翅の表面が何か堅い感じがするので蛾とは違うと感じました。

翅の表面が凸凹していて樹皮のように見えるキノカワハゴロモ。
しばらく何の仲間か分からずにいました。
セミやカメムシの仲間かもと思い苦労して名前を調べ出しました。
翅の所々が白っぽくてコケのようです。
表面が平らでは無く凸凹しているので木の幹に似ています。
木の皮に似ているので,キノカワハゴロモと名付けたのでしょう。

木目の無いところだったら気が付きにくいキノカワハゴロモ。
科名 カメムシ目アオバハゴロモ科
和名 キノカワハゴロモ
大きさ 体長 12㎜
分布 本州,四国,九州,南西諸島
出現月 10月
食餌動植物 幼虫も成虫も木の汁を食べます。
特徴
木の皮に 似せて木に化け 止まりたる

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キノカワハゴロモ 撮影日:2011/09/22,2017/09/01 場所:勿来の関
カメムシ目アオバハゴロモ科のキノカワハゴロモを紹介します。
柱に似通った色の昆虫が止まっています。
色が似ていて見過ごしてしまうところでした。

白っぽいところがコケのように見えるキノカワハゴロモ。
行司が持っている軍配に似た形をしています。
翅を立てずに平べったくして止まります。
翅の表面が何か堅い感じがするので蛾とは違うと感じました。

翅の表面が凸凹していて樹皮のように見えるキノカワハゴロモ。
しばらく何の仲間か分からずにいました。
セミやカメムシの仲間かもと思い苦労して名前を調べ出しました。
翅の所々が白っぽくてコケのようです。
表面が平らでは無く凸凹しているので木の幹に似ています。
木の皮に似ているので,キノカワハゴロモと名付けたのでしょう。

木目の無いところだったら気が付きにくいキノカワハゴロモ。
科名 カメムシ目アオバハゴロモ科
和名 キノカワハゴロモ
大きさ 体長 12㎜
分布 本州,四国,九州,南西諸島
出現月 10月
食餌動植物 幼虫も成虫も木の汁を食べます。
特徴
木の皮に 似せて木に化け 止まりたる

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tag : キノカワハゴロモ
ヒメクサキリ
2017年12月5日(火)
16558 ヒメクサキリ 撮影日:2017/08/26 場所:勿来の関
バッタ目キリギリス科のヒメクサキリを紹介します。
細長い緑色のバッタの仲間が灯火近くに止まっています。

矢印の所が黒い色のヒメクサキリ。
初めは,クサキリと思いました。
ところが,両者は足の色が違うことに気が付きました。
ヒメクサキリの足の色は次の通りです。
①全ての足の跗節(赤矢印)が黒色です。・・・ヒメクサキリ
②後足の脛節(黄矢印)が黒色です。 ・・・ヒメクサキリ
クサキリの足の色は次の通りです。
③全ての足の脛節と跗節が黒色です。

草食なので足には刺が無いヒメクサキリ。
この写真のヒメクサキリは雌です。
それは産卵管があるからです。
その先は翅端を超えています。
ヒメクサキリの他の特徴を上げます。
①胸部背に2本の白筋があります。
②足には刺がありません。
(昆虫を食べずに植物を食べるからです。)

よい資料が少なく同定で苦労したヒメクサキリ。
科名 バッタ目キリギリス科
和名 ヒメクサキリ
大きさ 体長 雄39~ 44mm 雌42~ 48mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月 7~10月
食餌動植物 幼虫はイネ科・カヤツリグサ科の葉や種子を食べます。
特徴 触角・後ろ足が長いです。
ポイントは 跗節が全て 黒い色

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16558 ヒメクサキリ 撮影日:2017/08/26 場所:勿来の関
バッタ目キリギリス科のヒメクサキリを紹介します。
細長い緑色のバッタの仲間が灯火近くに止まっています。

矢印の所が黒い色のヒメクサキリ。
初めは,クサキリと思いました。
ところが,両者は足の色が違うことに気が付きました。
ヒメクサキリの足の色は次の通りです。
①全ての足の跗節(赤矢印)が黒色です。・・・ヒメクサキリ
②後足の脛節(黄矢印)が黒色です。 ・・・ヒメクサキリ
クサキリの足の色は次の通りです。
③全ての足の脛節と跗節が黒色です。

草食なので足には刺が無いヒメクサキリ。
この写真のヒメクサキリは雌です。
それは産卵管があるからです。
その先は翅端を超えています。
ヒメクサキリの他の特徴を上げます。
①胸部背に2本の白筋があります。
②足には刺がありません。
(昆虫を食べずに植物を食べるからです。)

よい資料が少なく同定で苦労したヒメクサキリ。
科名 バッタ目キリギリス科
和名 ヒメクサキリ
大きさ 体長 雄39~ 44mm 雌42~ 48mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月 7~10月
食餌動植物 幼虫はイネ科・カヤツリグサ科の葉や種子を食べます。
特徴 触角・後ろ足が長いです。
ポイントは 跗節が全て 黒い色

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tag : ヒメクサキリ
11月に見られた昆虫②
2017年11月12日(日)
11月に見られた昆虫② 撮影日:2017/11/12 場所:勿来の関
今日,紹介するのは11月12日に勿来の関で観察した昆虫です。

①ヨコヅナサシガメ幼虫(カメムシ目サシガメ科)
幼虫も成虫に似て腹部脇に白い縞模様があります。
更に,腹部上と下に赤い紋があります。
今日は木の窪みに多くの幼虫が群がっていました。

②クビキリギス(バッタ目キリギリス科)
バッタの仲間が息絶えて床に倒れています。
頭部付近を見ると赤くなっています。
そこが赤いバッタの仲間はクビキリギスと相場が決まっています。
まだ頭部を写していなかったので口の部分を拡大して写しました。

③ヤマトクサカゲロウ(アミメカゲロウ目クサカゲロウ科)
このヤマトクサカゲロウは,越冬時期になりますと緑色から薄褐色に変化します。
もとの緑色のままでは,草や木の葉が紅葉・黄葉しているので目立つからでしょう。
今までは,クサカゲロウ科にはこの様な色の昆虫はいないと諦めていました。

④アミメクサカゲロウ(アミメカゲロウ目 › クサカゲロウ科)
触角が体長よりも長いです。
翅は平らにして止まります。

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11月に見られた昆虫② 撮影日:2017/11/12 場所:勿来の関
今日,紹介するのは11月12日に勿来の関で観察した昆虫です。

①ヨコヅナサシガメ幼虫(カメムシ目サシガメ科)
幼虫も成虫に似て腹部脇に白い縞模様があります。
更に,腹部上と下に赤い紋があります。
今日は木の窪みに多くの幼虫が群がっていました。

②クビキリギス(バッタ目キリギリス科)
バッタの仲間が息絶えて床に倒れています。
頭部付近を見ると赤くなっています。
そこが赤いバッタの仲間はクビキリギスと相場が決まっています。
まだ頭部を写していなかったので口の部分を拡大して写しました。

③ヤマトクサカゲロウ(アミメカゲロウ目クサカゲロウ科)
このヤマトクサカゲロウは,越冬時期になりますと緑色から薄褐色に変化します。
もとの緑色のままでは,草や木の葉が紅葉・黄葉しているので目立つからでしょう。
今までは,クサカゲロウ科にはこの様な色の昆虫はいないと諦めていました。

④アミメクサカゲロウ(アミメカゲロウ目 › クサカゲロウ科)
触角が体長よりも長いです。
翅は平らにして止まります。

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tag : 11月に見られた昆虫②