ウスイロカザリバウスイロカザリバ
2020年7月11日(土)
ウスイロカザリバ 撮影日2020/07/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年7月11日に観察したウスイロカザリバです。

①ウスイロカザリバ(カザリバガ科)
蛾を探していると突然目の前に黒くて細長い蛾が飛来しました。
すかさず写すと真ん中より後半に綺麗な紋様が写っているではありませんか。
これはカザリバガ科の特徴を示しています。
この綺麗な紋様の他に目立つのはキバガ科に負けず劣らない大きな下唇鬚(かしんひげ)です。

②ウスイロカザリバ
似ている蛾にカラムシカザリバがいます。
でも,それには桃矢印が指している筋が無いので区別がつきます。
その他にも赤矢印が指している部分の色が次のように違います。
・ウスイロカザリバ・・・クリーム色
・カラムシカザリバ・・・橙色
名前にあるウスイロとはどの部分を指しているのか分かりませんでしたが,赤矢印が指している部分だと思われます。

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ウスイロカザリバ 撮影日2020/07/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年7月11日に観察したウスイロカザリバです。

①ウスイロカザリバ(カザリバガ科)
蛾を探していると突然目の前に黒くて細長い蛾が飛来しました。
すかさず写すと真ん中より後半に綺麗な紋様が写っているではありませんか。
これはカザリバガ科の特徴を示しています。
この綺麗な紋様の他に目立つのはキバガ科に負けず劣らない大きな下唇鬚(かしんひげ)です。

②ウスイロカザリバ
似ている蛾にカラムシカザリバがいます。
でも,それには桃矢印が指している筋が無いので区別がつきます。
その他にも赤矢印が指している部分の色が次のように違います。
・ウスイロカザリバ・・・クリーム色
・カラムシカザリバ・・・橙色
名前にあるウスイロとはどの部分を指しているのか分かりませんでしたが,赤矢印が指している部分だと思われます。

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カザリバガ亜科属不明Gen.sp.
2016年11月17日(木)
カザリバガ亜科属不明Gen.sp. 撮影日:2013/08/11 場所:勿来の関
カザリバガ科カザリバガ亜科のカザリバガ亜科属不明 Gen.sp. を紹介します。
長い間同定できずにいました。

小さい体に不釣り合いな程大きな下唇鬚(かしんひげ)を持つカザリバガ亜科属不明Gen.sp.
何度かカザリバガ科を探していたら似た画像があったので同定出来ました。

前翅の端の方を飾り立てる傾向があるカザリバガ亜科属不明Gen.sp.
カザリバガ亜科属不明Gen.sp. の意味を調べました。
カザリバガ科は次の様に3つの亜科に分かれています。
①カザリバガ亜科
②マイコモドキ亜科
③暫定設置亜科
以上の事から判断しますとカザリバガ亜科に属する蛾だと思います。

未だ1度しか見ていないカザリバガ亜科属不明Gen.sp.
科名 カザリバガ科カザリバガ亜科
和名 カザリバガ亜科属不明Gen.sp.
大きさ 測っていません。
分布
出現月
食餌動植物
特徴 「みんなで作る日本蛾類図鑑」のカザリバガ科種一覧のNo.39とNo.40の間にある【成虫写真13】と同じであると判断しました。

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カザリバガ亜科属不明Gen.sp. 撮影日:2013/08/11 場所:勿来の関
カザリバガ科カザリバガ亜科のカザリバガ亜科属不明 Gen.sp. を紹介します。
長い間同定できずにいました。

小さい体に不釣り合いな程大きな下唇鬚(かしんひげ)を持つカザリバガ亜科属不明Gen.sp.
何度かカザリバガ科を探していたら似た画像があったので同定出来ました。

前翅の端の方を飾り立てる傾向があるカザリバガ亜科属不明Gen.sp.
カザリバガ亜科属不明Gen.sp. の意味を調べました。
カザリバガ科は次の様に3つの亜科に分かれています。
①カザリバガ亜科
②マイコモドキ亜科
③暫定設置亜科
以上の事から判断しますとカザリバガ亜科に属する蛾だと思います。

未だ1度しか見ていないカザリバガ亜科属不明Gen.sp.
科名 カザリバガ科カザリバガ亜科
和名 カザリバガ亜科属不明Gen.sp.
大きさ 測っていません。
分布
出現月
食餌動植物
特徴 「みんなで作る日本蛾類図鑑」のカザリバガ科種一覧のNo.39とNo.40の間にある【成虫写真13】と同じであると判断しました。

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tag : カザリバガ亜科属不明Gen.sp.
ツマキトガリホソガ
ツマキトガリホソガ

ツマキトガリホソガ 目が赤くカザリバガ科の特徴を示しています。撮影日:2013/07/13 場所:勿来の関

ツマキトガリホソガ Yの字に見える白い筋があります。撮影日:2013/07/13 場所:勿来の関

ツマキトガリホソガ 端の黄に黒紋ありて奇麗なり。撮影日:2013/07/13 場所:勿来の関
カザリバガ科の蛾ツマキトガリホソガを紹介します。
前翅長5mm程度の小さい蛾です。最近は小さい蛾を見つけると嬉しくなってしまいます。奇麗な蛾が多いからです。私はむしろ大きい蛾より奇麗だと思っています。特に,翅の端が黄色でそこにある黒紋が,黄色を引き立てているところが鮮やかさを増しています。カザリバガ科の特徴である目が赤い所も彩りを奇麗にしています。
ウスイロカザリバガにも縦に白い筋がありますが,ツマキトガリホソガにはYの字に見える所があります。
翅の端が黄色で尖っているからツマキ(妻ではなく端です。)トガリホソガと呼ばれるのでしょう。
科 カザリバガ
和名 ツマキトガリホソガ
大きさ 前翅長 5mm程度
出現月 7-8月
食餌植物 不明
特徴 目が赤い。上の方の白い筋がYの字に見える所がある。
五七五
妻でなく 端が黄色で ツマキなり
端の黄に 目が奪われる 鮮やかさ
tag : ツマキトガリホソガ
マダラトガリホソガとその近縁種
マダラトガリホソガとその近縁種

マダラトガリホソガ 大きい触角が目立ちます。撮影日:2012/09/14 場所:勿来の関

マダラトガリホソガ 眼が赤いのはカザリバガ科の特徴のようです。撮影日:2012/09/14 場所:勿来の関
この蛾の名前はマダラトガリホソガといいカザリバガ科に属します。前翅長5mm程度の小さい蛾です。壁に止まっていてもごみが付いている感じで見過ごしてしまいそうな蛾です。でも,小さいからといって侮ってはいけません。奇麗な蛾もいれば,逞しい蛾もいるからです。
マダラトガリホソガの食餌物は,多種に富んでいます。カキノヘタムシガの被害カキ果実、ワタアカミムシガの被害ワタ蒴、ミノガの袋、アシナガバチ類の巣、ハマボウ等が知られています。
変わっている点の1つは,カキノヘタムシガの幼虫が食べた後のカキ果実を食べることです。新鮮なカキの果実はカキノヘタムシガが食べ,傷んだ果実の方をマダラトガリホソガが食べているのです。上手く食い分けているのです。
変わっている点の2つは,アシナガバチ類の巣を食べることです。巣を食べられては幼虫を育てられません。そこで,占領されると脇にまた巣を作るようです。これについて面白い記事がありますので紹介します。
「∑こんちゅーぶ!」の中の「キアシナガバチ巣に寄生したマダラトガリホソガ(蛾)の仲間の羽化」等合計3つの記事です。URLは下の通りです。
http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2011/02/blog-post_8744.html
「∑こんちゅーぶ!」の中の記事を読んでいて,幸運なことがありました。それは最近写した蛾(3・4枚目の写真)の名前が分からないで困っていたのですが,その記事の中の写真にそっくりな写真があったのです。名前は未だ付いていません。「カザリバガ科マダラトガリホソガに近縁な未記載種(Anatrachyntis sp.)」だそうです。
この記事を読むまでに私は,マダラトガリホソガに大変よく似た蛾であるところまでは分かっていました。でも,違う点もありお手上げ状態でした。違う点を下に上げます。
マダラトガリホソガに近縁な未記載種の特徴
色が黄橙色。見た目は薄茶色なのに,なぜか黄橙色に写ってしまう。
触角の大きさが小さい。
この2つの点が違うので,違う種だと考えていました。でも,「みんなで作る日本産蛾類図鑑」にも掲載されていないので分かりませんでした。
ところで,この蛾の食餌物であるアシナガバチ類の巣は,勿来の関で見かけないのですが人目に触れないような場所にあるのでしょうか。それとも,ミノムシの袋も食餌物だというのでそれを食べているのでしょうか。ミノムシは建物の壁などに沢山います。

マダラトガリホソガに近縁な未記載種(Anatrachyntis sp.) 触角が小さいです。撮影日:2013/05/29 場所:勿来の関

マダラトガリホソガに近縁な未記載種(Anatrachyntis sp.) 何度写しても黄橙色になってしまいます。撮影日:2013/05/23 場所:勿来の関
五七五
外の蛾と 柿の果実を 食い分ける
不思議なり 何度撮っても 黄橙
ハチの巣の どこに栄養 あるんだろ
tag : マダラトガリホソガとその近縁種
カザリバガ科とマルハキバガ科 下唇鬚が発達した蛾
カザリバガ科とマルハキバガ科 下唇鬚が発達した蛾
ベニモントガリホソガ・タテスジトガリホソガ・ウスイロカザリバ・ツマジロベニマルハキバガ

ツマジロベニマルハキバガ この蛾に似たものは8種類もいます。 撮影日:2012/08/04 場所:勿来の関
下唇鬚が発達した蛾はヤガ科ばかりではありません。
カザリバガ科とマルハキバガ科にも存在します。これらの蛾はとても小さい蛾です。前翅長が1㎝にも満たない5~6㎜程度の蛾なのです。
その体に似合わず牙のような大きな下唇鬚を持っている理由が私には分かりませんが,♀がこの下唇鬚の大きさや色艶で交尾相手を決めたり,♀の匂いを嗅ぐときに使ったりしているのでしょうか。


左ベニモントガリホソガ 右ウスイロカザリバ どちらの蛾も目の色は赤です。 撮影日:どちらも2012/07/19 場所:勿来の関
カザリバガ科の特徴は名前に象徴されているように翅の模様が派手で着飾った感じがします。さらに,不思議にも派手なことには目の色が赤いのです。
蛾に興味を持った頃は,小さな蛾には目もくれませんでした。なんか小さい「カ」のようなものが壁に止まっているとしか思いませんでした。しかし,カザリバガ科に属する蛾を撮ってからは,小さい蛾を無視せずに写真を撮り続けました。小さい方が大きい蛾より奇麗な蛾が多いことに気付いたからです。

タテスジトガリホソガ 眼が異様に赤く目立っています。 撮影日:2012/09/12 場所:勿来の関
私は,蛾に興味を持ってよかったと思っています。その訳は下の5つです。 ①写真を撮ろうと近付いても逃げない蛾が多い。
②チョウには,花の咲いている場所を探さないと会えないが,蛾はいつも同 じ場所で出会える。
③真冬でも活動する蛾がいるので1年中観察できる。
④昼でも夜でも,暇なときに観察できる。
⑤歩きながら観察でき,健康に役立つ。
でも,気を付けた方が良いことが一つあります。
それは,毒を持っている蛾には近付かない触らないということです。
詳しいことは次回か次々回の毒蛾でお話しします。
五七五
小さい蛾 見劣りしない この模様
見事だな 小さい蛾ほど 手が込んで
めかしこむ 5㎜の体 着飾って