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ヤママユ

2023年9月26日(火)

ヤママユ 撮影日2023/09/26 撮影場所:勿来の関

ヤママユ
①ヤママユ(ヤママユガ科)
今年の夏は暑かったせいかヤママユの出現が7日ほど遅れたようです。
本種の地色は黄褐色~茶褐色~暗褐色まであり変異が大きいです。
本種の大きな特徴は前翅にも後翅にも一対の円い眼状紋があることです。
ところで,普通の状態では後翅には眼状紋が無いように見えます。(最初の写真)


ヤママユ
②ヤママユ
これは前翅の重さで前翅が下がってしまい後翅の眼状紋が隠れてしまうからです。
それで私は前翅の外縁を爪で持ち上げ隠れてる後翅の眼状紋を見えるようにしたものが2枚目の写真です。
赤矢印は後翅の眼状紋のある方向を指しています。


ヤママユ
③ヤママユ(触角が羽毛状なので雄です。)
本種は雌雄で触角の様子が違います。
雄はこの写真の様に触角が羽毛状になっています。(緑矢印)
雌の触角は短い両櫛歯状になっています。



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エゾヨツメ

2023年4月1(土)

エゾヨツメ 影日つ2023/03/31 撮影場所:勿来の関

エゾヨツメ
①エゾヨツメ(ヤママユガ科)
3月31日(金)は久し振りに朝早くから蛾の観察に出かけました。
灯火を見上げると翅を閉じたままのエゾヨツメが止まっています。
本種は翅を閉じたまま止まることが多い蛾です。


エゾヨツメ
②エゾヨツメ
自宅に連れ帰り写真撮影をすることにしました。
ビニル袋に入れて帰り部屋で袋を開けると袋から歩いて出ました。
でも,ちっと目を離した隙に姿が消えてしまいました。
でも落胆はしませんでした。
蛾は明るい方向へ飛んで行く習性があるので窓の周辺を探しました。
予想通りカーテンとカーテンの間で翅をパタパタさせていました。
カーテンの上の方へ少し動くと後は落ち着きました。
ここで写真を何枚か撮りました。


エゾヨツメ
③エゾヨツメ
もう少し格好良く撮れないかと畳の上に場所を変えました。
今度は翅を大きく開いてくれ格好良く撮れました。
写真を撮りながら感じた本種の特徴は次の通りです。
前翅も後翅も翅頂から前縁に沿った横線までの間が白っぽくなっています。
後翅の眼状紋は明るい場所より暗い場所で写した方が青味がかった色がよく出ます。



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ヒメヤママユ

2022年11月9日(水)
ヒメヤママユ 撮影日2022/11/08 撮影場所:勿来の関

ヒメヤママユ
①ヒメヤママユ(ヤママユガ科)  鏡の縁に前足を掛けてぶら下がっています。
勿来の関では毎年11月になると出現しています。
写真の蛾で前翅長が34㎜ある大きな蛾です。
この様な状態でぶら下がっています。
前翅の重みで後翅の眼状紋は隠れています。


ヒメヤママユ
②ヒメヤママユ
いたずらして前翅の外縁を指で鏡の面に平行に持ち上げると後翅の眼状紋が現れます。
でも暫くすると前翅の重さで垂れ下がり後翅の眼状紋は隠れてしまいます。
写真の蛾は触角が見えませんが恐らく♂だと思われます。
その訳は前翅と後翅の外縁が黄色を帯びず茶褐色だからです。
幼虫はサクラ,ウメ,ナシ,スモモ,サンゴジュ,ガマズミ,クヌギ,ミズキ,ウツギ,カエデ,クルミ科,ニレ科等の葉を食べるので複数回観察されます。



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ヤママユ

2022年8月12日(金)
ヤママユ 撮影日2022/08/12 撮影場所:勿来の関

ヤママユ
①ヤママユ ♂(ヤママユガ科)
毎年観察している蛾ですが,前翅長が64㎜もある大きなものに合うと嬉しくなってしまいます。
翅の色彩は黄褐色,茶褐色,暗褐色と様々です。
どちらかというと黄褐色のヤママユに会った方が嬉しいです。
明るくて綺麗だからです。


ヤママユ
②ヤママユ ♂
本種の特徴は前翅にも後翅にも円い目のような眼状紋(緑矢印)があることです。
しかも中央は透明になっています。
ヤママユの成虫は口が退化しているので幼虫時代に溜め込んだ養分で活動します。
幼虫は普通に分布しているコナラ,カシ類,サクラの葉を食べるので毎年観察されるのでしょう。
触角の様子で♂♀が分かります。
それは,この写真の様に羽毛状態(赤矢印)ならば♂で,短い櫛歯状態ならば♀です。



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エゾヨツメ

2022年4月10日(日)
2922 エゾヨツメ 撮影日2022/04/09 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月9日に観察したエゾヨツメです。

エゾヨツメ
①エゾヨツメ(ヤママユガ科)
去年は観察できずにいたのでがっかりしていました。
2年ぶりに再会できて感激しました。
明るい橙色の翅に4つの眼状紋がある魅力ある蛾です。
特に後翅にある眼状紋は黒い縁取りが有って水色の中に白紋が光ります。


エゾヨツメ
②エゾヨツメ
翅を閉じている写真は止まっているときの様子です。
翅の裏はくすんだ色で白紋以外は目立ちません。
明るい翅の表を写したくて下に降りてもらいました。
下に着くと明るい翅を見せてくれました。
撮影していると突然明るい方へ飛んで行き次第に翅を閉じました。
止まっている壁に垂直に止まれず翅が壁に倒れかかるような止まり方をするのが多いです。
成虫になるとシャチホコガ科の蛾のように何も食べずに活動します。



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