ヒメヤママユ
2021年11月4日(木)
2788 ヒメヤママユ 撮影日2021/10/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年10月31日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ(ヤママユガ科)
前翅と後翅に1個ずつ眼状紋(赤矢印)が有ります。
眼状紋がある蛾はヤママユガ科です。
前翅長は40㎜と大きな蛾です。
毎年11月下旬から出現します。
2021年10月31日には,5匹も灯火に飛来してました。
幼虫はサクラ,ウメ,ガマズミ,クヌギ,ミズキ,ウツギ,カエデ等の葉を食べます。

②ヒメヤママユ
最初の写真は下に止まっていた個体です。
この様に普段の後翅眼状紋は前翅に隠れて見えません。
ところが敵に襲われたときは,二枚目の写真の様に前翅を開き眼状紋をさらします。
緑矢印が指しているのは羽毛状の触角です。
ですから,この写真の蛾は♂です。

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2788 ヒメヤママユ 撮影日2021/10/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年10月31日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ(ヤママユガ科)
前翅と後翅に1個ずつ眼状紋(赤矢印)が有ります。
眼状紋がある蛾はヤママユガ科です。
前翅長は40㎜と大きな蛾です。
毎年11月下旬から出現します。
2021年10月31日には,5匹も灯火に飛来してました。
幼虫はサクラ,ウメ,ガマズミ,クヌギ,ミズキ,ウツギ,カエデ等の葉を食べます。

②ヒメヤママユ
最初の写真は下に止まっていた個体です。
この様に普段の後翅眼状紋は前翅に隠れて見えません。
ところが敵に襲われたときは,二枚目の写真の様に前翅を開き眼状紋をさらします。
緑矢印が指しているのは羽毛状の触角です。
ですから,この写真の蛾は♂です。

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ヤママユ
2021年9月19日(日)
2741 ヤママユ 撮影日2021/09/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月19日に観察したヤママユです。

①ヤママユ(ヤママユガ科)
2020年9月9日には本種を観察しているので,9月に入ってからは「今日は飛来しているかも。」と毎日灯火を期待しながら見続けました。
すると,嵐の来る晩に飛来して灯火に止まっていました。
久々に会えた喜びがこみあげてきて顔がほころびました。
小雨程度の弱い雨は夕方には止み風のない晩でした。

②ヤママユガ
翅の状態を見ると何処にも傷が無く綺麗な個体です。
本種の翅色は褐色から黄橙色まであり個体差が大きいです。
私はどちらかというと明るい色をした黄橙のものが好きです。
見上げる位置をずらすと発達した触角が見えています。
写真を見て確認すると羽毛状(赤矢印)でしたので♂だと分かりました。

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2741 ヤママユ 撮影日2021/09/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月19日に観察したヤママユです。

①ヤママユ(ヤママユガ科)
2020年9月9日には本種を観察しているので,9月に入ってからは「今日は飛来しているかも。」と毎日灯火を期待しながら見続けました。
すると,嵐の来る晩に飛来して灯火に止まっていました。
久々に会えた喜びがこみあげてきて顔がほころびました。
小雨程度の弱い雨は夕方には止み風のない晩でした。

②ヤママユガ
翅の状態を見ると何処にも傷が無く綺麗な個体です。
本種の翅色は褐色から黄橙色まであり個体差が大きいです。
私はどちらかというと明るい色をした黄橙のものが好きです。
見上げる位置をずらすと発達した触角が見えています。
写真を見て確認すると羽毛状(赤矢印)でしたので♂だと分かりました。

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オオミズアオ
2021年6月9日(水)
2677 オオミズアオ 撮影日2021/06/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年6月2日に観察したオオミズアオです。

①オオミズアオ(ヤママユガ科)
灯火近くで足下を見るとほとんど無傷のオオミズアオが居ました。
前翅長が40㎜を超える大きな蛾です。
大きくて水のような青い色をしているのがオオミズアオと言われる所以です。
大きくて体が重く支えきれないのでしょう。
下に降りている蛾が多いです。
そうすると小鳥が餌を求めてやって来て翅が散らばっているときがあります。
その上捨てられたネコもやって来て写真を撮る前に餌食になる蛾が居て残念に思っています。

②オオミズアオ
似た蛾にオナガミズアオが居るので注意が必要です。
オオミズアオの餌はバラ科,ブナ科,カバノキ科,ミズキ科と圧倒的に多いです。
オナガミズアオはカバノキ科ハンノキ属に限定されるので少ないです。
植物の葉を食べる幼虫の数は植物の分布量に比例しますから我々が観察する数は圧倒的にオオミズアオが多いと言えます。
それで私はこの様な蛾を見たら即オオミズアオとしています。
赤矢印は後翅の眼状紋を指しています。
この紋は普通辛うじて見える程度なので,はっきり見えるように前翅を少し頭の方へずらして写しました。

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2677 オオミズアオ 撮影日2021/06/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年6月2日に観察したオオミズアオです。

①オオミズアオ(ヤママユガ科)
灯火近くで足下を見るとほとんど無傷のオオミズアオが居ました。
前翅長が40㎜を超える大きな蛾です。
大きくて水のような青い色をしているのがオオミズアオと言われる所以です。
大きくて体が重く支えきれないのでしょう。
下に降りている蛾が多いです。
そうすると小鳥が餌を求めてやって来て翅が散らばっているときがあります。
その上捨てられたネコもやって来て写真を撮る前に餌食になる蛾が居て残念に思っています。

②オオミズアオ
似た蛾にオナガミズアオが居るので注意が必要です。
オオミズアオの餌はバラ科,ブナ科,カバノキ科,ミズキ科と圧倒的に多いです。
オナガミズアオはカバノキ科ハンノキ属に限定されるので少ないです。
植物の葉を食べる幼虫の数は植物の分布量に比例しますから我々が観察する数は圧倒的にオオミズアオが多いと言えます。
それで私はこの様な蛾を見たら即オオミズアオとしています。
赤矢印は後翅の眼状紋を指しています。
この紋は普通辛うじて見える程度なので,はっきり見えるように前翅を少し頭の方へずらして写しました。

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ヒメヤママユ
2021年1月2日(土)
2517 ヒメヤママユ 撮影日2020/11/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月12日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ♂(ヤママユガ科)
毎年10月下旬を過ぎる頃からヒメヤママユが出現しています。
ヤママユガ科の蛾はほとんど前翅にも後翅にも眼状紋が見られます。
しかし,壁や柱に止まっているときは後翅の眼状紋は前翅の下に隠れてしまいます。
前翅が重みで垂れ下がるからです。

②ヒメヤママユ♂
そんなときは前翅の外縁を頭の方へずらせば見えるようになります。
そのようにして写したのが上の写真です。
息を吹きかけても見えるようになるそうです。
♂♀は触角(赤矢印)の様子を見れば分かります。
羽毛状に発達していれば♂です。
♀は櫛歯が短いので,離れて見ると糸状のようです。

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2517 ヒメヤママユ 撮影日2020/11/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月12日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ♂(ヤママユガ科)
毎年10月下旬を過ぎる頃からヒメヤママユが出現しています。
ヤママユガ科の蛾はほとんど前翅にも後翅にも眼状紋が見られます。
しかし,壁や柱に止まっているときは後翅の眼状紋は前翅の下に隠れてしまいます。
前翅が重みで垂れ下がるからです。

②ヒメヤママユ♂
そんなときは前翅の外縁を頭の方へずらせば見えるようになります。
そのようにして写したのが上の写真です。
息を吹きかけても見えるようになるそうです。
♂♀は触角(赤矢印)の様子を見れば分かります。
羽毛状に発達していれば♂です。
♀は櫛歯が短いので,離れて見ると糸状のようです。

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クスサン
2020年10月8日(木)
クスサン 撮影日2019/09/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2019年9月26日に観察したクスサンです。

①クスサン(ヤママユガ科)
幼虫の餌はクヌギ,コナラ,サクラ,ヌルデ,ウルシ,アカメガシワ等の葉で普通に分布しています。
それなのにどういう訳か,勿来の関では毎年観察されません。
一年に複数回見られる年もあるので理解に苦しみます。
去年は2回観察されたのに今年は一度も観察しないまま終了しそうなので去年の資料から投稿します。
クスサンやヤママユの前翅は長いので重く前翅前縁が水平になるように上げるには力が必要です。
それで普段は前翅が少し垂れ下がり後翅の眼状紋が隠れています。
天敵に襲われたときは前翅を青矢印の方向へずり上げ目玉模様(眼状紋)を出して脅かすそうです。
そのときのために止まっているときは故意に隠しているのでしょう。
効果を上げるためにはその方が良いのでしょう。

②クスサン
大きさや格好・色彩がヤママユと似ていて混同しがちです。
しかし,黄矢印が指している外横線の様子で見分けが付きます。
クスサンは鋸(のこぎり)の歯のように大きくぎざぎざしています。
それに対してヤママユはU字形が並んでいます。
この鋸の歯は明瞭な二重線になっているものが多いのに写真のものは不明瞭です。
クスサンは触角の様子で♂♀が分かります。
♂は羽毛状で♀は櫛歯状になっています。
赤矢印が指している触角は1本1本のものが短いので櫛歯状になっています。
ですから,このクスサンは♀です。

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クスサン 撮影日2019/09/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2019年9月26日に観察したクスサンです。

①クスサン(ヤママユガ科)
幼虫の餌はクヌギ,コナラ,サクラ,ヌルデ,ウルシ,アカメガシワ等の葉で普通に分布しています。
それなのにどういう訳か,勿来の関では毎年観察されません。
一年に複数回見られる年もあるので理解に苦しみます。
去年は2回観察されたのに今年は一度も観察しないまま終了しそうなので去年の資料から投稿します。
クスサンやヤママユの前翅は長いので重く前翅前縁が水平になるように上げるには力が必要です。
それで普段は前翅が少し垂れ下がり後翅の眼状紋が隠れています。
天敵に襲われたときは前翅を青矢印の方向へずり上げ目玉模様(眼状紋)を出して脅かすそうです。
そのときのために止まっているときは故意に隠しているのでしょう。
効果を上げるためにはその方が良いのでしょう。

②クスサン
大きさや格好・色彩がヤママユと似ていて混同しがちです。
しかし,黄矢印が指している外横線の様子で見分けが付きます。
クスサンは鋸(のこぎり)の歯のように大きくぎざぎざしています。
それに対してヤママユはU字形が並んでいます。
この鋸の歯は明瞭な二重線になっているものが多いのに写真のものは不明瞭です。
クスサンは触角の様子で♂♀が分かります。
♂は羽毛状で♀は櫛歯状になっています。
赤矢印が指している触角は1本1本のものが短いので櫛歯状になっています。
ですから,このクスサンは♀です。

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