ベニモンアオリンガ
2020年2月19日(水)
ベニモンアオリンガ 撮影日:2018/05/02,05/06 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2018年5月2日と5月6日に観察した蛾です。

①ベニモンアオリンガ(コブガ科ワタリンガ亜科)
一見ヤガ科の蛾に見えますが,あまり聞き慣れないコブガ科の蛾です。
黄緑色の地の中頃に紅を帯びた円い紋がある小さな蛾です。

②ベニモンアオリンガ
焦茶色の外縁線(外縁に沿って見られる線)が有ります。
足には白と黒の斑模様が見られます。

③ベニモンアオリンガ
分布は北海道から沖縄まで全国に広がっています。
幼虫の餌はツツジ類の葉です。

④ベニモンアオリンガ
夏の個体はアカマエアオリンガに似ているので注意が必要です。
夏見られる個体の翅は紅色の紋が無く薄褐色の翅だからです。

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ベニモンアオリンガ 撮影日:2018/05/02,05/06 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2018年5月2日と5月6日に観察した蛾です。

①ベニモンアオリンガ(コブガ科ワタリンガ亜科)
一見ヤガ科の蛾に見えますが,あまり聞き慣れないコブガ科の蛾です。
黄緑色の地の中頃に紅を帯びた円い紋がある小さな蛾です。

②ベニモンアオリンガ
焦茶色の外縁線(外縁に沿って見られる線)が有ります。
足には白と黒の斑模様が見られます。

③ベニモンアオリンガ
分布は北海道から沖縄まで全国に広がっています。
幼虫の餌はツツジ類の葉です。

④ベニモンアオリンガ
夏の個体はアカマエアオリンガに似ているので注意が必要です。
夏見られる個体の翅は紅色の紋が無く薄褐色の翅だからです。

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キノカワガ
2019年11月10日(日)
キノカワガ 撮影日:2019/11/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で11月10日に観察したキノカワガです。

①キノカワガ(コブガ科キノカワガ亜科)
釣り鐘型の蛾でハマキガ科を大きくしたような感じです。
翅の色や紋様は様々です。
赤矢印が指している黒い線が太くて明瞭ですが,無いものもいます。
緑矢印が指している周辺は白ずんでていて目のように見えます。
赤矢印が指している太い線で囲まれた所が鼻に見え人の顔のようです。

②キノカワガ
瞳がこちらを見ていて警戒しているようです。
幼虫はカキ・マメガキを食べますが,勿来の関周辺にはそれらはありません。
そこで,他の違うものを食べているのだろうと思い調べました。
すると,サクラの仲間も食べていることが分かり納得しました。

③キノカワガ
斜め上から写した画像を見ると翅が凸凹していて波を打っています。
中央には腹部があって腹の形状が分かるように隆起しています。
中央と前縁の間も翅が盛り上がっているので木の幹の様子が出ていて区別がつかなくなります。
所々突起していて益々木の皮そっくりです。

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キノカワガ 撮影日:2019/11/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で11月10日に観察したキノカワガです。

①キノカワガ(コブガ科キノカワガ亜科)
釣り鐘型の蛾でハマキガ科を大きくしたような感じです。
翅の色や紋様は様々です。
赤矢印が指している黒い線が太くて明瞭ですが,無いものもいます。
緑矢印が指している周辺は白ずんでていて目のように見えます。
赤矢印が指している太い線で囲まれた所が鼻に見え人の顔のようです。

②キノカワガ
瞳がこちらを見ていて警戒しているようです。
幼虫はカキ・マメガキを食べますが,勿来の関周辺にはそれらはありません。
そこで,他の違うものを食べているのだろうと思い調べました。
すると,サクラの仲間も食べていることが分かり納得しました。

③キノカワガ
斜め上から写した画像を見ると翅が凸凹していて波を打っています。
中央には腹部があって腹の形状が分かるように隆起しています。
中央と前縁の間も翅が盛り上がっているので木の幹の様子が出ていて区別がつかなくなります。
所々突起していて益々木の皮そっくりです。

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ミヤマクロスジキノカワガ
2017年7月5日(水)
ミヤマクロスジキノカワガ 撮影日:2017/07/02 場所:勿来の関
コブガ科リンガ亜科のミヤマクロスジキノカワガを紹介します。
梁に釣鐘型の小さい蛾が止まっています。
停滞前線が台風に刺激された雨を防ぐのに飛来した蛾に混ざっていました。

勿来の関では上手く写せず持ち帰って家で写したミヤマクロスジキノカワガ。
そこで,ガラスの外側に白い紙を置いて写したミヤマクロスジキノカワガ。
最後に写した写真です。やっと見た感じに近い色にすることが出来ました。
写しながら全体の形で,キノカワガの仲間に似ていると感じました。
キノカワガの仲間はほとんど知られていないので,初めて対面する方は苦労すると思われます。
しかも,独立した科でなく,コブガ科のキノカワガ亜科に属しているからです。
ネットで検索した結果は資料が少なく全部で35件がヒットしただけでした。

もう少し背景を暗くしようとして曇ガラスの場所で写したミヤマクロスジキノカワガ。
2番目に写した写真です。まだ,背景が明るく逆光で暗くなってしまいました。
主な特徴は次の通りです。
①全体の形は釣鐘型をしています。
②二重になった内横線(緑矢印)と外横線(M字形の線)があります。
③黒い筋が2箇所(赤矢印)にあります。
1つ目は胸部背に
2つ目は内横線の外側にあります。
④胸部背に丸い突起物があります。(だから,コブガ科と呼ばれるのでしょう。)

窓のそばで放したら明るいカーテンに飛んで止まったミヤマクロスジキノカワガ。
最初に写した写真です。背景が明るく逆光で暗くなってしまいました。
科名 コブガ科リンガ亜科
和名 ミヤマクロスジキノカワガ
大きさ 前翅長 11㎜
分布 北海道,本州,佐渡島,四国,九州,対馬
出現月 4~9月
食餌動植物 幼虫はヤナギの葉を食べます。
特徴 全体の形は釣鐘型をしている。
ポイントは 二重の線と 黒い筋

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ミヤマクロスジキノカワガ 撮影日:2017/07/02 場所:勿来の関
コブガ科リンガ亜科のミヤマクロスジキノカワガを紹介します。
梁に釣鐘型の小さい蛾が止まっています。
停滞前線が台風に刺激された雨を防ぐのに飛来した蛾に混ざっていました。

勿来の関では上手く写せず持ち帰って家で写したミヤマクロスジキノカワガ。
そこで,ガラスの外側に白い紙を置いて写したミヤマクロスジキノカワガ。
最後に写した写真です。やっと見た感じに近い色にすることが出来ました。
写しながら全体の形で,キノカワガの仲間に似ていると感じました。
キノカワガの仲間はほとんど知られていないので,初めて対面する方は苦労すると思われます。
しかも,独立した科でなく,コブガ科のキノカワガ亜科に属しているからです。
ネットで検索した結果は資料が少なく全部で35件がヒットしただけでした。

もう少し背景を暗くしようとして曇ガラスの場所で写したミヤマクロスジキノカワガ。
2番目に写した写真です。まだ,背景が明るく逆光で暗くなってしまいました。
主な特徴は次の通りです。
①全体の形は釣鐘型をしています。
②二重になった内横線(緑矢印)と外横線(M字形の線)があります。
③黒い筋が2箇所(赤矢印)にあります。
1つ目は胸部背に
2つ目は内横線の外側にあります。
④胸部背に丸い突起物があります。(だから,コブガ科と呼ばれるのでしょう。)

窓のそばで放したら明るいカーテンに飛んで止まったミヤマクロスジキノカワガ。
最初に写した写真です。背景が明るく逆光で暗くなってしまいました。
科名 コブガ科リンガ亜科
和名 ミヤマクロスジキノカワガ
大きさ 前翅長 11㎜
分布 北海道,本州,佐渡島,四国,九州,対馬
出現月 4~9月
食餌動植物 幼虫はヤナギの葉を食べます。
特徴 全体の形は釣鐘型をしている。
ポイントは 二重の線と 黒い筋

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tag : ミヤマクロスジキノカワガ
キノカワガ
2016年10月21日(金)
キノカワガ 撮影日:2016/10/21 場所:勿来の関
コブガ科キノカワガ亜科のキノカワガを紹介します。
2016年10月19日(水)の朝,ガラス窓を見ますとがっちりとした釣鐘型の蛾が止まっています。

窓に止まっていた写真は逆光で上手く撮れませんでした。それで家で放して撮影したキノカワガ。
翅を見ると堅い感じがします。前翅後縁に沿うように黒い縦筋があります。
更に前翅には薄く緑がかった所があります。今回は,ぱっと見ただけでキノカワガと分かりましたが,初めての同定のときはヤガ科ばかり探したので探し出すことは出来ませんでした。

短くて可愛い下唇鬚(かしんひげ)と円らな瞳が見えるキノカワガ。
キノカワガは個体変異が大きい蛾です。前翅の色(明るいのから暗いのまで)は勿論,紋様・筋模様まで違うのです。
下記に主な特徴を上げます。
①赤矢印で示した筋があります。(無い個体もいます。)
②桃矢印で示した線(亜外縁線)が外縁沿いに見られます。
③全体的な形は釣鐘型です。
<前回の記事はこちらです。>

2日前に採集してビニル袋に入れて置いたら桃矢印に近い翅頂部分が破損していたキノカワガ。
科名 コブガ科キノカワガ亜科
和名 キノカワガ
大きさ 体長 38~43㎜
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
出現月 3~4, 6~11月
食餌動植物 幼虫はカキ,マメガキ,ニワウルシ,サクラ類の葉を食べます。
特徴 成虫で越冬します。木の幹に止まると見つけにくいです。
色や紋様は個体差が大きいです。
ポイントは 黒筋2本 真ん中に

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キノカワガ 撮影日:2016/10/21 場所:勿来の関
コブガ科キノカワガ亜科のキノカワガを紹介します。
2016年10月19日(水)の朝,ガラス窓を見ますとがっちりとした釣鐘型の蛾が止まっています。

窓に止まっていた写真は逆光で上手く撮れませんでした。それで家で放して撮影したキノカワガ。
翅を見ると堅い感じがします。前翅後縁に沿うように黒い縦筋があります。
更に前翅には薄く緑がかった所があります。今回は,ぱっと見ただけでキノカワガと分かりましたが,初めての同定のときはヤガ科ばかり探したので探し出すことは出来ませんでした。

短くて可愛い下唇鬚(かしんひげ)と円らな瞳が見えるキノカワガ。
キノカワガは個体変異が大きい蛾です。前翅の色(明るいのから暗いのまで)は勿論,紋様・筋模様まで違うのです。
下記に主な特徴を上げます。
①赤矢印で示した筋があります。(無い個体もいます。)
②桃矢印で示した線(亜外縁線)が外縁沿いに見られます。
③全体的な形は釣鐘型です。
<前回の記事はこちらです。>

2日前に採集してビニル袋に入れて置いたら桃矢印に近い翅頂部分が破損していたキノカワガ。
科名 コブガ科キノカワガ亜科
和名 キノカワガ
大きさ 体長 38~43㎜
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
出現月 3~4, 6~11月
食餌動植物 幼虫はカキ,マメガキ,ニワウルシ,サクラ類の葉を食べます。
特徴 成虫で越冬します。木の幹に止まると見つけにくいです。
色や紋様は個体差が大きいです。
ポイントは 黒筋2本 真ん中に

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tag : キノカワガ
ツマグロコブガ
2016年8月11日(木)
ツマグロコブガ 撮影日:2016/08/11,2012/08/23 場所:勿来の関
コブガ科コブガ亜科のツマグロコブガを紹介します。
外縁に沿った端の方が黒ずんだコブガ科の仲間が止まっています。
小さいうえに色が地味なので素通りしようとしました。
しかし,世の中何が待っているか分からないので写すことにしました。

ツマグロコブガの前縁から鶏冠のようなもの(赤矢印)が3対も出ていたので信じられませんでした。
すると,予想しなかったものが写っているではありませんか。前縁沿いに3対の鱗状の鶏冠のようなもの(赤矢印)が写っているのです。赤矢印のものを真ん中にして頭部近くには大変小さなもの,翅頂の方には少し小さいものがあります。
ヤガ科の仲間には胸部背に鶏冠のようなものが,あるのは何度も見てきましたが,胸部背以外で見るのは今回が初めてだったので驚きました。

赤矢印で示したものが外のサイトでも見られたツマグロコブガ。
新鮮な個体は外縁に沿って黒点(青矢印)が並んでいます。
でも,何かの間違いかもしれないと思いツマグロコブガを載せているサイトを探しました。 すると,私の写真のような画像があったので安心しました。
外縁に沿って端が黒っぽく見えるのでツマグロコブガと名付けられたのでしょう。

このツマグロコブガにも鶏冠状のものが見られます。
右側の方のものに影が出来ているから鶏冠状のものがあることが分かります。
科名 コブガ科コブガ亜科
和名 ツマグロコブガ
大きさ 開張 15~16㎜
分布 本州,四国,九州
出現 5~9月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴
前縁に そびえ立つもの あるなんて
ツマグロコブガ コブガ科コブガ亜科開張(mm)】 15-16分布】 本州,四国,九州出現月】 5-9B

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ツマグロコブガ 撮影日:2016/08/11,2012/08/23 場所:勿来の関
コブガ科コブガ亜科のツマグロコブガを紹介します。
外縁に沿った端の方が黒ずんだコブガ科の仲間が止まっています。
小さいうえに色が地味なので素通りしようとしました。
しかし,世の中何が待っているか分からないので写すことにしました。

ツマグロコブガの前縁から鶏冠のようなもの(赤矢印)が3対も出ていたので信じられませんでした。
すると,予想しなかったものが写っているではありませんか。前縁沿いに3対の鱗状の鶏冠のようなもの(赤矢印)が写っているのです。赤矢印のものを真ん中にして頭部近くには大変小さなもの,翅頂の方には少し小さいものがあります。
ヤガ科の仲間には胸部背に鶏冠のようなものが,あるのは何度も見てきましたが,胸部背以外で見るのは今回が初めてだったので驚きました。

赤矢印で示したものが外のサイトでも見られたツマグロコブガ。
新鮮な個体は外縁に沿って黒点(青矢印)が並んでいます。
でも,何かの間違いかもしれないと思いツマグロコブガを載せているサイトを探しました。 すると,私の写真のような画像があったので安心しました。
外縁に沿って端が黒っぽく見えるのでツマグロコブガと名付けられたのでしょう。

このツマグロコブガにも鶏冠状のものが見られます。
右側の方のものに影が出来ているから鶏冠状のものがあることが分かります。
科名 コブガ科コブガ亜科
和名 ツマグロコブガ
大きさ 開張 15~16㎜
分布 本州,四国,九州
出現 5~9月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴
前縁に そびえ立つもの あるなんて
ツマグロコブガ コブガ科コブガ亜科開張(mm)】 15-16分布】 本州,四国,九州出現月】 5-9B

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