アヤトガリバ
2023年5月17(水)
アヤトガリバ 撮影日2023/05/14 撮影場所:勿来の関

①アヤトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
本種はどの仲間なのかぴんと来ない蛾で,ヤガ科でもシャクガ科でもありません。
緑矢印が指している所を見ると翅頂から斜め上に立ち上がる線があります。
この線があればトガリバガ亜科の蛾です。

②アヤトガリバ
緑矢印が指している白線と赤矢印が指している内横線の間の不思議な模様に目が引かれます。
内横線(赤矢印)の内側には紋様が無く異様な感じです。
横から見ないと分かりませんが,頭胸部が異常に分厚いです。

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アヤトガリバ 撮影日2023/05/14 撮影場所:勿来の関

①アヤトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
本種はどの仲間なのかぴんと来ない蛾で,ヤガ科でもシャクガ科でもありません。
緑矢印が指している所を見ると翅頂から斜め上に立ち上がる線があります。
この線があればトガリバガ亜科の蛾です。

②アヤトガリバ
緑矢印が指している白線と赤矢印が指している内横線の間の不思議な模様に目が引かれます。
内横線(赤矢印)の内側には紋様が無く異様な感じです。
横から見ないと分かりませんが,頭胸部が異常に分厚いです。

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サカハチトガリバ
2023年4月11(火)
サカハチトガリバ 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関

①サカハチトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
前縁を斜めに走る二筋の線を見て以前の記憶が蘇ってきました。
勿来の関では,あまり見られない蛾で11年間で二回しか会ったことがありません。
赤矢印は亜外縁線を指していますが,翅頂から斜上する細い黒筋があります。
私はこれをトガリバガ斜上線と名付けて同定に役立てています。
緑矢印は角(つの)或いは耳のように見えものを指しています。
これは毛が集まってできていると思われます。
トガリバガ斜上線と角のように見えるものがあればカギバガ科トガリバガ亜科の仲間です。

②サカハチトガリバ
前翅の色は前縁を除けば薄褐色で,前縁近くは白です。
この白い所に2本の褐色の斜め線があります。
これを横から見ると漢字の八に見えます。
ところが上から見ると向かい側は八を逆さにしたように見えます。
それで名前がサカハチトガリバとなったのです。

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サカハチトガリバ 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関

①サカハチトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
前縁を斜めに走る二筋の線を見て以前の記憶が蘇ってきました。
勿来の関では,あまり見られない蛾で11年間で二回しか会ったことがありません。
赤矢印は亜外縁線を指していますが,翅頂から斜上する細い黒筋があります。
私はこれをトガリバガ斜上線と名付けて同定に役立てています。
緑矢印は角(つの)或いは耳のように見えものを指しています。
これは毛が集まってできていると思われます。
トガリバガ斜上線と角のように見えるものがあればカギバガ科トガリバガ亜科の仲間です。

②サカハチトガリバ
前翅の色は前縁を除けば薄褐色で,前縁近くは白です。
この白い所に2本の褐色の斜め線があります。
これを横から見ると漢字の八に見えます。
ところが上から見ると向かい側は八を逆さにしたように見えます。
それで名前がサカハチトガリバとなったのです。

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ムラサキトガリバ
2023年2月22日(水)
ムラサキトガリバ 撮影日2022/11/01 撮影場所:勿来の関

①ムラサキトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
本種が何の仲間か知る手掛かりが2つあるので紹介します。
1つは緑矢印か指している斜上線です。
これはトガリバガ亜科に見られるのでトガリバガ斜上線と私は呼んでいます。
もう一つは一枚目の写真の頭部を見て下さい
毛叢が耳のように2つに分かれています。
これら2つのものが見られればカギバガ科トガリバガ亜科の蛾です。

②ムラサキトガリバ
主な特徴は次の通りです。
写真のものは前翅中央に白帯がありますが,全然目立たないものも,うっすらと白くなっているものもいて千差万別です。
大小の赤矢印は鱗粉の隆起したものを指しています。
2つ有りますが頭に近い方は短く遠い方は長くなっていてニッコウトガリバと逆です。
ニッコウトガリバは腹部背に毛束があるのに本種には無いので区別がつきます。

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ムラサキトガリバ 撮影日2022/11/01 撮影場所:勿来の関

①ムラサキトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
本種が何の仲間か知る手掛かりが2つあるので紹介します。
1つは緑矢印か指している斜上線です。
これはトガリバガ亜科に見られるのでトガリバガ斜上線と私は呼んでいます。
もう一つは一枚目の写真の頭部を見て下さい
毛叢が耳のように2つに分かれています。
これら2つのものが見られればカギバガ科トガリバガ亜科の蛾です。

②ムラサキトガリバ
主な特徴は次の通りです。
写真のものは前翅中央に白帯がありますが,全然目立たないものも,うっすらと白くなっているものもいて千差万別です。
大小の赤矢印は鱗粉の隆起したものを指しています。
2つ有りますが頭に近い方は短く遠い方は長くなっていてニッコウトガリバと逆です。
ニッコウトガリバは腹部背に毛束があるのに本種には無いので区別がつきます。

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マンレイカギバ
2023年1月27日(金)
マンレイカギバ 撮影日2022/05/17 撮影場所:勿来の関

①マンレイカギバ(カザリバガ科)
本種の特徴は翅頂付近にあります。
鉤状に曲がっていることに気付かれたと思います。
この様に鉤状に曲がった翅頂を持つものをカギバガ科として分類しています。
私は十年以上蛾の観察を続けていますが,未だ3回しか見ていません。
本種と似た蛾にオガサワラカギバがいるので注意が必要です。
似ているといっても横脈点を見れば簡単に区別することができます。
はっきりした横脈点を2つ持っているからです。
本種には不明瞭な横脈点が1つあるだけですから。

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マンレイカギバ 撮影日2022/05/17 撮影場所:勿来の関

①マンレイカギバ(カザリバガ科)
本種の特徴は翅頂付近にあります。
鉤状に曲がっていることに気付かれたと思います。
この様に鉤状に曲がった翅頂を持つものをカギバガ科として分類しています。
私は十年以上蛾の観察を続けていますが,未だ3回しか見ていません。
本種と似た蛾にオガサワラカギバがいるので注意が必要です。
似ているといっても横脈点を見れば簡単に区別することができます。
はっきりした横脈点を2つ持っているからです。
本種には不明瞭な横脈点が1つあるだけですから。

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ニッコウトガリバ
2022年10月31日(月)
ニッコウトガリバ 撮影日2022/10/31 撮影場所:勿来の関

①ニッコウトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
本種は昨日掲載したムラサキトガリバとにているので同定には注意が必要です。
でも三箇所をよく観察すれば違いを見つけることが出来ます。
一つめは,赤矢印が指している腹部背の毛束です。
この毛束は本種にはあってムラサキトガリバには有りません。
脇から見てこの毛束が飛び出して写るように確認しながら撮影しないと後で確かめるのが難しくなります。
(大小2つの青矢印が指しているのは,鱗粉が隆起した部分で毛束とは違います。)

②ニッコウトガリバ
二つめは,緑矢印が指しているトガリバガ斜上線です。
ムラサキトガリバのトガリバガ斜上線は細くて明瞭です。
ところが本種のは太くて濃い線になっています。

③ニッコウトガリバ
三つ目は胸部背にある毛叢の様子です。
両者ともよく発達した毛叢を纏っていますが,本種の方がこんもりと盛り上がっています。
ヤガ科の蛾も毛叢が発達していますが,トガリバガ亜科は左右2つに分かれています。

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ニッコウトガリバ 撮影日2022/10/31 撮影場所:勿来の関

①ニッコウトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
本種は昨日掲載したムラサキトガリバとにているので同定には注意が必要です。
でも三箇所をよく観察すれば違いを見つけることが出来ます。
一つめは,赤矢印が指している腹部背の毛束です。
この毛束は本種にはあってムラサキトガリバには有りません。
脇から見てこの毛束が飛び出して写るように確認しながら撮影しないと後で確かめるのが難しくなります。
(大小2つの青矢印が指しているのは,鱗粉が隆起した部分で毛束とは違います。)

②ニッコウトガリバ
二つめは,緑矢印が指しているトガリバガ斜上線です。
ムラサキトガリバのトガリバガ斜上線は細くて明瞭です。
ところが本種のは太くて濃い線になっています。

③ニッコウトガリバ
三つ目は胸部背にある毛叢の様子です。
両者ともよく発達した毛叢を纏っていますが,本種の方がこんもりと盛り上がっています。
ヤガ科の蛾も毛叢が発達していますが,トガリバガ亜科は左右2つに分かれています。

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