アオバシャチホコ

2016年9月7日(水)
アオバシャチホコ 撮影日:2016/09/07 場所:勿来の関

 シャチホコガ科のアオバシャチホコを紹介します。
 黒ずんだ色の蛾が壁に止まっています。よく見ると所々が黄色になっています。5年前に灯火の枠の影で上手く写せなかったアオバシャチホコです。

アオバシャチホコ
写真を撮りながらこの蛾は何の仲間か考えたアオバシャチホコ。足が毛深いのでドクガ科かなとも思いました。
 遠目には黒く見える蛾ですが,青味を帯びた黒い地に黄色の鱗粉がちりばめられています。
 更に,次の部分が黄色くなっています。
 ①胸部背
 ②翅頂付近
 ③後角付近
 ④縁毛の細い縞

アオバシャチホコ
でもドクガ科なら前足は真っ直ぐ前に伸ばすはずなのに変だと思ったアオバシャチホコ。
 5年前の個体は腹端が外縁から出ていなかったので何の仲間か分からず同定に時間がかかりました。今年のように腹端が見えていればシャチホコガ科の仲間だとすぐ予想が付いたのですが,5年前の個体は腹端が出ていなかったのです。

アオバシャチホコ
そしてやっと腹端が出ていることに気付きシャチホコガ科であると気が付いたアオバシャチホコ。

 科名 シャチホコガ科
 和名 アオバシャチホコ
 大きさ 開張 50~60㎜
 分布  北海道,本州,伊豆諸島御蔵島,四国,九州,対馬
 出現月 4~5,8~9月
 食餌動植物 幼虫はヤマボウシ,ミズキ,クマノミズキの葉を食べます。 成虫は何も食べません。
 特徴 

今年の蛾 腹端出して 教えてる


自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
スポンサーサイト

テーマ : 写真ブログ
ジャンル : ブログ

tag : アオバシャチホコ

ナカグロモクメシャチホコ

2016年8月3日(水)
ナカグロモクメシャチホコ 撮影日:2016/08/01 場所:勿来の関

 シャチホコガ科のナカグロモクメシャチホコを紹介します。
 壁を見ますと白い地に黒い帯がある蛾が止まっています。

ナカグロモクメシャチホコ
一見して初見の蛾と思い慎重にカメラを近付て撮ったナカグロモクメシャチホコ
 見た瞬間,初見の蛾だと思いました。簡単な模様ですが,奇麗な蛾に見えました。
 黒い紋には橙色の縁取りがあって華やかに見えます。
 黒い帯状の紋が前翅中央にあるのでナカグロモクメシャチホコと名付けたのでしょう。

ナカグロモクメシャチホコ
シャチホコガ科それともヤガ科迷ったナカグロモクメシャチホコ。
 ナカグロモクメシャチホコは,ホシナカグロモクメシャチホコと似ていて同定するときに困りました。
 サイトを見ているうちに食餌植物が違うことに注目しました。ホシナカグロモクメシャチホコの幼虫はシラカバ・ヤシャブシを食べます。ヤシャブシは低地でも普通に見られますが,シラカバは高い所に行かないと見られません。
 それで,高い山で見られるのがホシナカグロモクメシャチホコで,勿来の関のように低地にはシラカバは生育していないので,ナカグロモクメシャチホコと判断しました。

 ところで,もっと奇麗に撮ろうと思い袋に入れて持ち帰ったナカグロモクメシャチホコは雌でした。袋に20個くらい卵を産んでいたからです。卵はボールを半分に切った形をしています。色は真っ黒です。

ナカグロモクメシャチホコ
黒い紋には橙色の縁取りがあって華やかに見えるナカグロモクメシャチホコ。

 科名 シャチホコガ科
 和名 ナカグロモクメシャチホコ
 大きさ 前翅長 16~22㎜ 
 分 布 北海道,本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 5~9月
 食餌動植物 幼虫はヤナギ、ポプラの葉を食べます。
 特徴 ホシナカグロモクメシャチホコに似ています。

ホシナカの 餌シラカバは 高山に 


自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

テーマ : 写真ブログ
ジャンル : ブログ

tag : ナカグロモクメシャチホコ

クロスジシャチホコ

2016年6月26日(日)
クロスジシャチホコ 撮影日:2016/06/19,2014/05/08 場所:勿来の関

 シャチホコガ科のクロスジシャチホコを紹介します。
 ふと下を見ると,あまり見掛けない蛾が止まっています。画像を見ますと腹端が外縁から覗いています。

クロスジシャチホコ
胸部背の毛が盛り上がっている部分は中が空洞になっているクロスジシャチホコ
 腹端が外縁からはみ出ている最有力候補は,何といってもシャチホコガ科です。この科の腹部は太くなっているのが普通です。幼虫の間に腹が太くなるほど食べて養分を溜め込んでいると思われます。成虫には口が無く溜め込んだ養分だけで生殖行動を遂行します。
 このため,シャチホコガ科の蛾はあまり飛び回ることが無く大人しいように見えるのでしょう。

クロスジシャチホコ
触角が櫛歯状なので雄のクロスジシャチホコと分かります。
 クロスジシャチホコを横から写した写真を見て驚きました。何とインディアンが被る帽子の様なものが胸部背にあるではありませんか。まるでそれは中が空洞の三角柱の様です。
 ヤガ科のキンウワバの仲間には,これに似たものが見られます。

クロスジシャチホコ
三角柱をのせたようなインディアンハットを被っているように見えるクロスジシャチホコ。

 科名 シャチホコガ科
 和名 クロスジシャチホコ
 大きさ 開張 雄約48㎜ 雌約55㎜
 分 布 北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月(羽化する月) 5~6,8~9月
 食餌動植物 幼虫はイヌシデ、アカシデ、ツノハシバミ、アサダ、クマシデ、サワシバ、ヤシャブシ、ヒメヤシャブシ、オオバヤシャブシの葉を食べます。 成虫は食べません。
 特徴 胸部背は毛束で盛り上がっています。雄の触角は両櫛歯状,雌は糸状す。

クロスジは 格好付けに 帽子つけ


自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

テーマ : 写真ブログ
ジャンル : ブログ

tag : クロスジシャチホコ

アオシャチホコ

2016年4月29日(金)
アオシャチホコ 撮影日:2015/04/28,2016/04/27,2012/06/18 場所:勿来の関

 シャチホコガ科のアオシャチホコを紹介します。

 アオシャチホコの前翅にも緑色の部分があります。
 しかし,オオアオシャチホコのようにはっきりした褐色部はありません。
アオシャチホコ
中央が褐色部で分断されないアオシャチホコ
 アオシャチホコの前翅を見ますと,胸部に近い部分の緑色部が濃くなっています。そのため,分断されているように見えてしまいます。

アオシャチホコ
全体に毛深く腹端が外縁から覗いていてるシャチホコガ科らしいアオシャチホコ。
 最初の写真を見て下さい。前翅中央付近に白点があります。その白点から斜め下方前縁にも白点があります。その2点をつないで頭部の方へ伸ばしていくとまた,白点があります。 この様に,白点が三つ並んでいるアオシャチホコが「みんなで作る日本蛾類図鑑」でも見られます。
 最後の写真はフラッシュを焚いたために灰色になっています。

アオシャチホコ
フラッシュを焚いたために灰色を帯びた色になってしまったアオシャチホコ。

 科名 シャチホコガ科
 和名 アオシャチホコ
 大きさ 開張 雄40~45㎜,雌 約52㎜
 分布  本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 5,7~8月
 食餌動植物 幼虫はエゴノキの葉を食べます。成虫は何も食べません。
 特徴 オオアオシャチホコに似ています。

真ん中も 緑色部 見えている


自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

テーマ : 写真ブログ
ジャンル : ブログ

tag : アオシャチホコ

オオアオシャチホコ

2016年4月28日(木)
オオアオシャチホコ 撮影日:2012/04/25,05/01,04/24 場所:勿来の関

 シャチホコガ科のオオアオシャチホコを紹介します。
 オオアオシャチホコの前翅には緑色の部分と褐色部の部分があります。
 アオシャチホコとオオアオシャチホコは似ていて初めて見る人には同じ種に見えてしまいがちです。

 しかし,次のような違いがあるので区別することが出来ます。
 ①緑色部分が中央部分(赤矢印から水色矢印まで)で分断されています。
  ただし,後縁に沿った部分は緑色部分が残っていて分断されていません。
 ②二つの部分の境には黒い線か黒い点線があって,見分けるときに役立ちます。

オオアオシャチホコ
ホームベースのような形のオオアオシャチホコ
 赤矢印の所にはふさふさした毛が見られます。これは後翅に生えている毛がはみ出しているためです。
 最初の写真のオオアオシャチホコは,ホームベースの形に見えます。それは,後翅の横幅が大きくてはみ出しているからです。でも,止まるときに後翅を少し開き気味にしたときはホームベースの形にはなりません。

オオアオシャチホコ
立派な両櫛歯状の触角を持つオオアオシャチホコ。
 シャチホコガ科の多くは,成虫になると何も食べません。活動するときのエネルギーは,幼虫のとき食べて得られた養分です。シャチホコガ科の蛾は,近付いても滅多に逃げません。
それは無闇矢鱈に逃げ回って大切なエネルギーを無駄遣いしたくないからでしょう。
 シャチホコガ科の仲間は毛深くて,腹端が翅からはみ出ていることを記憶していると同定に役立ちます。

オオアオシャチホコ
全体に毛深く腹部は太いオオアオシャチホコ。

 科名 シャチホコガ科
 和名 オオアオシャチホコ
 大きさ 開張 雄32~47㎜ 雌43~50㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月(羽化する月) 4~6,7~8月
 食餌動植物 幼虫はエゴノキ、ハクウンボクの葉を食べます。
 特徴 アオシャチホコに似ていますが,緑色部分が翅の中央部分で分断されています。

上下に 緑色部 分かれてる


自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

テーマ : 写真ブログ
ジャンル : ブログ

tag : オオアオシャチホコ

クリック応援お願いします。
リンク
長方形で囲まれた日を押すとその日の記事がでます。
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
分野別にまとめてあります。関心のある分野の記事が続けて見られます。
多くの蛾を一度にたくさん見るときには  「蛾の掲載数」 をクリックして下さい。
最新記事:上にあるものほど新しい記事です。
月毎に記事がまとめて見られます。
最新コメント
検索フォーム
掲載写真
月齢による蛾の飛来数予測