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クロスジシャチホコ

2020年7月1日(水)
クロスジシャチホコ 撮影日2020/06/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月27日に観察したクロスジシャチホコです。

クロスジシャチホコ
①クロスジシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端(緑矢印)が覗いています。
このことから,シャチホコガ科と分かります。
大きさは前翅長が20㎜程の中くらいの蛾です。
前縁から伸びる黒褐色(黄矢印)の筋が名前のいわれになっています。


クロスジシャチホコ
②クロスジシャチホコ
赤矢印が指しているのは,胸部背にある毛束です。
この毛束はそのときの状況によって形が変わるようです。
A<そのときの画像はこちらです。>
B<そのときの画像はこちらです。>
幼虫が食べる葉は,イヌシデ・アカシデ・ヤシャブシ等のカバノキ科の植物のものです。
勿来の関には普通に見られる植物ですが,その割に観察される機会は少ないです。



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フジフサキバガ

2020年6月30日(火)
フジフサキバガ 撮影日2020/06/30 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月30日に観察したフジフサキバガです。

フジフサキバガ
①フジフサキバガ(キバガ科)
前翅長10㎜程の小さな蛾です。
小さい蛾ですが,写真を撮ると他の蛾には見られない特徴があります。
それは,緑矢印が指している細い針金状の牙(きば)が生えていることです。
しかも,赤矢印が指している房房した下唇鬚(かしんひげ)から出ています。
この牙から,この蛾はキバガ科と分かります。


フジフサキバガ
②フジフサキバガ
頭を上にして見ると翅中央にある黒紋が眉に,外縁にある太い黒紋は口髭に,その間にある短い横筋が目に見えてきます。
幼虫はフジの仲間の葉を食べるのでフジフサキバガと名付けられたのでしょう。



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セスジヨトウ

2020年6月29日(月)
セスジヨトウ 撮影日2020/06/29 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月29日に観察したセスジヨトウです。

セスジヨトウ
①セスジヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
見慣れない蛾が灯火近くの壁に止まっています。
赤矢印が指している腎状紋を見てヨトウガの仲間と分かりました。
残念ながら変異が大きく環状紋は不明瞭で何処にあるか分かりません。
初めて観察する蛾で個体差が大きい種だったので同定には時間がかかりました。

外横線か不明瞭で並んでいる小黒点が外横線だと思い込んでしまい時間がかかりました。
小黒点はぎざぎざした先端の部分だったのです。
緑矢印が指している外横線を見ると前縁に近い所は不明瞭ながらあらわれています。
後縁に近い所は黒点だけになっています。


セスジヨトウ
②セスジヨトウ
赤矢印が指している腎状紋の上にWを逆さにした紋を手掛かりにしたり,
黒い外縁(黄矢印)と縁毛を手掛かりにしたりして「あおもり昆虫記」,「四国産蛾類図鑑」から探し当てました。
黒い外縁の内側に紅を帯びた部分がありますが,他の画像ではあまり見られません。
幼虫は葉を食べずにイネ科,カヤツリグサ科の根際部や茎を食べます。


科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
和名 セスジヨトウ
開張 28~32㎜
出現月 7~8月
分布  北海道,本州,四国
食餌動植物 幼虫はイネ科・カヤツリグサ科の根際部や茎を食べます。
特徴  

変異大 セスジヨトウは 同定難



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アカスジシロコケガ

2020年6月28日(日)
アカスジシロコケガ 撮影日2020/06/21,06/25 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月21日と6月25日に観察したアカスジシロコケガです。

アカスジシロコケガ
①アカスジシロコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)  黒点2つで♂です。
翅の形がムジホソバ等に似ています。
○○ホソバはヒトリガ科の仲間です。
この種は,♂と♀では紋様が違います。
緑矢印が指している黒点の数で区別がつきます。


アカスジシロコケガ
②アカスジシロコケガ  黒点1つで♀です。
黒点の数が2つのものは♂です。
黒点の数が2つのものは♀です。
この蛾の雄も雌も灯火に飛来しますが,圧倒的に雄の数が多いです。
毎年,最初に観察されるのは♂です。



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モモスズメ

2020年6月27日(土)
モモスズメ 撮影日2020/06/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月27日に観察したモモスズメです。

モモスズメ
①モモスズメ(スズメガ科)
先日紹介したキイロスズメと同じく,このモモスズメも灯火の下に降りていました。
頭部から腹端までの太い胴は重くて支えることが困難なのでしょう。
三角翼の戦闘機スタイルは,スズメガ科の特徴です。
毎年複数回観察している普通の蛾です。
それは幼虫の食べる物が関係しています。
勿来の関に普通に分布するサクラ,ヤマブキ,ウワミズザクラを食べるからです。


モモスズメ
②モモスズメ  スズメガ科は胴体が太い。
モモスズメは飛来した後は暫く同じ場所から動きません。
この習性は多くのシャチホコガ科の蛾と同じです。
もしかしてと思い「虫ナビ」で調べると予想通り成虫になると何も食べないそうです。
無駄な動きはしないで子孫繁栄のために活動するのでしょう。

褐色で一見地味に見えますが,グラデーションの変化は目を楽しませてくれます。
褐色の翅を持つ蛾に何故モモスズメの名が付いたのでしょう。
それは,後翅の色から名付けられました。
<それを示す写真はこちらです。>
http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-entry-1102.html



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クロフタオ

せ2020年6月26日(金)
クロフタオ 撮影日2020/06/26 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月26日に観察したクロフタオです。

クロフタオ
①クロフタオ(ツバメガ科)  触角が櫛歯状でないから♀です。
赤矢印が指しているのは尾状突起です。
これが付いているものは,ツバメガ科に属する蛾です。
二枚目の写真も同じ蛾ですが尾状突起は目立ちません。
その訳は,後翅外縁を持ち上げて止まる習性があるからです。
そのあがっている角度に近い角度で後方から写したからです。


クロフタオ
②クロフタオ  触角が櫛歯状でないから♀です。
ツバメガ科で普通に観察できるのはクロオビシロフタオです。
前翅長10㎜程の小さくて白い蛾なので区別は簡単です。
このクロフタオは,去年に続いての観察で,これでわずか二回です。
写真の蛾は灯火に飛来した蛾ですが,驚くことに♀です。
普通灯火に飛来するのは♂ですが,極まれに♀が飛来する種が居ます。
♂の触角は櫛歯状です。
♂の翅はほとんど黒く後翅の付け根から前縁中程の部分までが白くなっているだけです。


科名 ツバメガ科
和名 クロフタオ
開張 17~18㎜
出現月 7~8月
分布  北海道,本州,四国,九州
食餌動植物 幼虫はナナカマド,ハシドイの葉を食べます。
特徴  

珍しい 雌が灯火に 飛来する



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キイロスズメ

2020年6月25日(木)
キイロスズメ 撮影日2020/06/25 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月25日に観察したキイロスズメです。

キイロスズメ
①キイロスズメ(スズメガ科ホウジャク亜科)
灯火下には鮮やかな橙色をしたスズメガの仲間が止まっています。
この様な色彩を持つスズメガには未だ会ったことがありません。
逃げないようにそっと動いて何枚も写真を撮りました。
写真を撮ると不思議なことに橙色はよく出ているのに緑色は淡くしか出ません。


キイロスズメ
②キイロスズメ
キイロスズメの幼虫が食べるのはヤマノイモ科のヤマノイモ,ツクネイモ,ナガイモ,サトイモ,オニドコロ等の葉です。
これらの中でヤマノイモ,オニドコロは勿来の関に普通に分布している植物なのに今まで出会えなかったのが不思議です。
蛾の目を見ると上目遣いに私を見ています。
私は逃げない訳が知りたいと思っています。


conv0757.jpg
③キイロスズメ
スズメガの仲間は体が大きく重いので,足で支えるのが難しく灯火の下に止まっているのが普通です。
赤矢印の前方には小黒点が有ります。
前翅前縁と腹部中央は緑を帯びています。
腹部両脇に橙の筋があって見る者の目を引きます。
それなのに何故ダイダイスズメと名付けなかったのでしょう。
これは標本にした物を見て命名したからでしょう。
こう思って「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」に載っている写真を見たら予想通り薄黄色になっていました。
これはシロスジカミキリが生きているときは筋が黄色なのに絶命したら白くなることを思い出したからです。


科名 スズメガ科ホウジャク亜科
和名 キイロスズメ
開張 80~105㎜
出現月 5~10月
分布  本州,四国,九州,対馬,沖縄
食餌動植物 幼虫はヤマノイモ,ツクネイモ,ナガイモ,サトイモ,オニドコの葉を食べます。
特徴  

橙の 色が目立って 名となりぬ



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キオビゴマダラエダシャク

2020年6月24日(水)
キオビゴマダラエダシャク 撮影日2020/06/23 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月23日に観察したキオビゴマダラエダシャクです。

キオビゴマダラエダシャク
①キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅長を測ると30㎜もありました。
その大きさになるとさすがに大きく感じます。
壁に貼り付いたように止まり,後翅がよく見えるように開いています。
この様な仲間はシャクガ科に多いです。


キオビゴマダラエダシャク
②キオビゴマダラエダシャク
白地に黒や灰色の円い紋が並んでいます。
黄色の横線が一本見られます。
これを帯に見立ててキオビゴマダラエダシャクと名付けたのでしょう。
灰色や黒い紋の大きさや数は個体差がありまちまちです。
毎年のように見られるのはブナ科,バラ科,クルミ科,トウダイグサ科,ウルシ科などの普通に分布している植物を食べるからだと思われます。



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シロフクロケンモン

2020年6月23日(火)
シロフクロケンモン 撮影日2020/06/23 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月23日に観察したシロフクロケンモンです。

シロフクロケンモン
①シロフクロケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
灯火下には見慣れない中くらいの蛾が止まっています。
黒い地に白い斑模様が頭胸部部と外縁に沿った所にあります。
翅中央より前縁に寄った所には円い環状紋(赤矢印)があります。
この紋があるのはヨトウガの仲間と思いあちこち探しました。
しかし,生憎見つかりません。
諦めかけた頃,ナマリケンモン・ナシケンモンの画像を思い出しました。
直ぐケンモンヤガ亜科を探して見つけました。


シロフクロケンモン
②シロフクロケンモン
黒い地に白い筋や紋があるのでそちらばかり目立ちます。
白い破線の外縁線と接している円い紋(緑矢印)も同定のポイントになっています。
これで今月は,ハガタクチバ・キスジホソマダラに続いて新しい種に3種類会えました。
このように,6月は多くの蛾に会える楽しみな時期です。


科名 ヤガ科ケンモンヤガ亜科
和名 シロフクロケンモン
開張 28~32㎜
出現月 6~9月
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

黒い地に 白くて丸い 紋二つ



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ニッコウフサヤガ

2020年6月22日(月)
ニッコウフサヤガ 撮影日2020/06/22 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月22日に観察したニッコウフサヤガです。

ニッコウフサヤガ
①ニッコウフサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)
今では,一目でニッコウフサヤガと分かるようになりました。
それは,次のような特徴があるからです。
・全体に灰色をしている。
・全体の形が三角形をしている。
・腹端(緑矢印)を上げて止まっていることが多い。


ニッコウフサヤガ
②ニッコウフサヤガ
明るい場所で写すと赤矢印が指している茶色の所が赤味を帯びて綺麗に見えます。
青矢印が指している黒ずんだ紋はハート形に見えます。
そう見えるのは,ここの部分が谷のように折れて凹んでいるからです。
ニッコウフサヤガは独特な色をしているので直ぐ分かることお話ししました。
しかし,フサヤガとコフサヤガは写真だけでは区別がつきません。
前翅長が17㎜以上ならフサヤガ,15㎜以下ならコフサヤガです。
この様に前翅長を測定しておかないと同定出来ない種もいます。



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