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ウスベニキリガ

2019年4月22日(月)
ウスベニキリガ 撮影日:2019/04/22 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で4月に観察したウスベニキリガです。

ウスベニキリガ
①ウスベニキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
昨晩は満月が過ぎ曇りで月明かりが暗く日中暖かかったので蛾の飛来を期待して行きました。
すると,今回の観察で2回目となるウスベニキリガに出会うことが出来ました。
この蛾の資料はたった 39 件程しか無い珍しい蛾です。


ウスベニキリガ
②ウスベニキリガ  すこし暗い場所で撮影したので暗く写っています。
内横線より外側が淡い紅を帯びています。
それで,ウスベニキリガと名付けられたのでしょう。


ウスベニキリガ
③ウスベニキリガ
黄矢印で示したものは下唇鬚(かしんひげ)です。
1回目に観察した個体は薄褐色で真っ直ぐ前方へ突き出ていました。
それなのにこの蛾のものは,焦茶色で上方に曲がっているから不思議です。


ウスベニキリガ
④ウスベニキリガ
前方から見た姿は,胸部背にある毛がライオンの鬣(たてがみ)のようで勇ましく見えます。
最初の写真を見て下さい。
外横線の曲がっている様子に注目して欲しくて赤矢印を付けました。
この外横線の曲がり具合を見て,語尾に「キリガ」が付く種類だと思いました。
その良い例がニレキリガです。
それ以来私は「キリガ曲線」と名付けて同定に役立てています。



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4月に観察した蛾②

2019年4月21日(日)
4月に観察した蛾② 撮影日:2019/04/18,04/21 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で4月に観察した蛾です。

アカバキリガ
①アカバキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
カギモンヤガに似たような紋があります。
でも,その紋は数字の1に似ていて鍵穴紋とは少し違っています。
前翅全体が赤味を帯びています。
これが,アカバキリガと言われる所以です。


カシワキボシキリガ
②カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
環状紋や腎状紋が見られるのでヤガ科だと分かります。
次の三つのことを手掛かりに同定しました。
A胸部に黒い筋(赤矢印)が見られます。
B前翅中央より少し後縁にずれた所に「Y」字紋(緑矢印)が見られます。
C前翅が黄矢印の所で内側に曲がっています。


カシワキボシキリガ
③カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
紋様には少し個体差があります。


フタホシシロエダシャク
④フタホシシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
全体に白っぽい蛾です。
前翅前縁に二つの黒い紋が並んでいます。
この紋をホシに見立てて名前がフタボシヒメハマキと付けられました。



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4月に観察した蛾

2019年4月20日(土)
4月に観察した蛾 撮影日:2019/04/18,04/20 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で4月に観察した蛾です。

ニッコウエダシャク
①ニッコウエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
エダシャク亜科は似たようなものが多いので同定が難しいです。
その中でニッコウエダシャクは区別がつけやすい種です。
先ず,胸部背に太い黒筋(赤矢印)があります。
次に,腹部背に6対ほどの黒点があります。
最後に,白い亜外縁線(緑矢印)が見られます。


アシブトチズモンアオシャク
②アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
似た蛾に,チズモンアオシャクが居ます。
しかし,次の二点ではっきりと区別がつきます。
先ず,赤矢印で示した出っ張りが富士山のような形になります。
次に黄矢印で示した所の角度が直角に近くなっています。


モミジツマキリエダシャク
③モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
似た蛾に,ツマキリエダシャクが居ます。
しかし,次の点が違うので同定は楽です。
緑矢印で示した所に一対の黒点があればモミジツマキリエダシャクです。
ツマキリエダシャクには,この黒点がありません。




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ウスキヒゲナガ

2019年4月19(金)
2022 ウスキヒゲナガ 撮影日:2019/04/19 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で観察したウスキヒゲナガです。

ウスキヒゲナガ
①ウスキヒゲナガ(ヒゲナガガ科)
昨日の晩は満月1日前の月齢で,明るい晩でした。
このような夜は,蛾の灯火飛来はあまり期待できません。
でも,少数でも蛾の飛来を期待して勿来の関へ出かけました。


ウスキヒゲナガ
②ウスキヒゲナガ
すると,ニッコウエダシャク・オオトビスジエダシャクに混ざって触角の長い蛾が飛来していました。
前翅長が約10㎜で触角は25㎜もありました。
何と触角は前翅長の2.5倍もあります。


ウスキヒゲナガ
③ウスキヒゲナガ
似ている蛾にアトボシウスキヒゲナガが居ます。
違いは赤矢印の所だけ白くなっているのが,ウスキヒゲナガです。
前翅には細かい格子模様があり,触角は白と黒の斑模様になっています。




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春の花⑮

2019年4月18(木)
春の花⑮ 撮影日:5月上旬~中旬 撮影場所:北茨城

今日,紹介するのは北茨城で観察した春の花です。

キリ
①キリ(シソ目のキリ科以前はゴマノハグサ科)
独特の香がある花です。
葉が展開する前に開花します。


ホオノキ
②ホオノキ(モクレン科)
花も葉も大きな植物です。
大きな葉が落ちていれば,近くにホオノキがあることになります。
高さ30m程になる落葉高木です。
低い位置に咲いていた花を引き寄せ匂いを嗅いだら芳香がありました。
花の真ん中にあるのは雌しべで,その周りを沢山の雄しべが取り囲んでいます。
開花すると雄しべはすぐにばらばらに落ちてしまいます。


スズラン
③スズラン(ユリ科)
花は香が有り可愛いので人気があると思われます。
ギョウジャニンニクと似ているので食べ,中毒する事故が起きています。
全草毒でスズランを生けた水を飲んでも中毒を起こすことがあるそうです。


クワガタソウ
④クワガタソウ(ゴマノハグサ科からオオバコ科へ)
花弁がほんのりと紅を帯びているところに風情を感じます。
果実の形を兜(かぶと)の鍬形(くわがた)に見立ててこの名が付きました。



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春の花⑭

2019年4月17(水)
春の花⑭ 撮影日:5月上旬 撮影場所:北茨城

今日,紹介するのは北茨城で観察した春の花です。

ヤマシャクヤク
①ヤマシャクヤク(ボタン科)
芽吹き時は全体が紅を帯びているので分かります。
開花には,よほど運が良くなければ会えません。
その訳は,白い花弁が開いているのは3~4日程度だからです。
花を上から覗いたら美しさに感動しました。
秋に熟した実を見て,また,感動しました。
結実しない赤い種子と結実した黒い種子が並んでいて綺麗だったからです。


イヌザクラ
②イヌザクラ(バラ科)
似ている花にウワミズザクラがあります。
普通に見られるのはウワミズザクラで,イヌザクラは少ないです。
両者の違いは次の通りです。
赤矢印の所に葉が無い・・・イヌザクラ
赤矢印の所に葉が有る・・・ウワミズザクラ


ギンラン
③ギンラン(ラン科)
よく似た植物にササバギンランがあります。
ギンランは茎の高さが25㎝以内で可愛らしいです。
ところが,ササバギンランは茎の高さが30~50㎝と大きい植物です。
ササのように葉が長いので名付けられたのでしょう。
ササバギンランのようにギンランはあまり見かけません。


ルイヨウボタン
④ルイヨウボタン(メギ科)
漢字で表記すると類葉牡丹となります。
類葉とは葉が似るという意味です。
即ち,ボタンの葉に似ている植物となります。
花弁のように見える大きな緑色のものは萼です。
黄色の葯の外側に輪のように見えるものが花弁です。



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春の花⑬

2019年4月16(火)
春の花⑬ 撮影日:4月下旬 撮影場所:北茨城

今日,紹介するのは北茨城で観察した春の花です。

ハマエンドウ
①ハマエンドウ(マメ科)
海岸の砂地一面にマメ科の植物が花を咲かせていました。
よく見ると赤い花をつけているものと青い花をつけているものが有ります。
それで,それらが隣り合って咲いて居るのを狙って写しました。
花を見ながら「初めのうちは赤くだんだん青くなるのだろう。」と考えました。
赤い方は,未だ花が開いてないのに,青い方はすでに開いているからです。
図鑑を読んだら私の予想通りでした。


コウボウムギ
②コウボウムギ(カヤツリグサ科)
地中にある古い葉鞘の繊維を筆に使ったので弘法大師にちなんでコウボウムギと名付けられたのでしょう。
雌雄異株で,海岸の砂地に群生しています。


フタバアオイ
③フタバアオイ(ウマノスズクサ科)
じめじめした場所で観察されます。
山道でフタバアオイの葉を見つけたとき嬉しくなりました。
しかし,いくらよく見ても花が見つかりません。
図鑑を見ると何と葉柄の付け根近くに隠れるようにして咲いているではありませんか。
次の年には,葉柄の付け根近くを丁寧に探しました。
落ち葉を1枚1枚取り除いていくと白っぽい花(黄矢印)が現れフタバアオイと分かりました。


ウスバサイシン
④ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)
渓流沿いを歩いていると,フタバアオイと似ている植物が有りました。
葉柄の近くを探すと褐色の花が咲いています。
でも,私はどれがフタバアオイかウスバサイシンかこんがらかって分からなくなりました。
どちらも似たような感じの植物だからです。
その内,白っぽい花をつける方がフタバアオイと覚えることにしました。



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コチャルメルソウ

2019年4月15(月)
2018 コチャルメルソウ 撮影日:4月中旬~下旬 撮影場所:北茨城

今日,紹介するのは北茨城で観察したコチャルメルソウです。

コチャルメルソウ
①コチャルメルソウの群落(ユキノシタ科)
沢沿いのじめじめした所で見られます。
20~30㎜程度の花茎に小さな花をつけます。
この花が笛のチャルメラに似ているのでコチャルメルソウと名付けられました。


コチャルメルソウ
②コチャルメルソウの花茎
魚の骨状の花弁(赤矢印)を5~6個つけます。
この花弁は普通5個ですが,6個のものもあります。
それは上から3番目の左を向いている花です。


コチャルメルソウ
③コチャルメルソウの花
一つ一つの花弁は魚の骨状です。
幾つに裂けているか数えると7~9裂です。
黄色く見えるのは葯で5個あります。
中央にあるのが雌しべです。



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春の花⑫

2019年4月14(日)
春の花⑫  撮影日:5月下旬,6月上旬 撮影場所:高萩・北茨城・勿来の関

今日,紹介するのは高萩・北茨城・勿来の関で観察した春の植物です。

ジャケツイバラ
①ジャケツイバラ(バラ科)
北茨城市内では大北川や里根川の河原で観察することが出来ます。
近づくときには,この植物の刺に気をつけないと大変なことになります。
固くて逆向きの刺があるからです。
刺にささらぬように気をつけて近づきましたが,長靴に刺がささってしまいました。
なかなか撮れないので脱いでやっとの思いで刺から長靴を外しました。
しかし,刺のせいで穴が開いてしまい新しいものを買う羽目になりました。


ハンショウヅル
②ハンショウヅル(キンポウゲ科つる性低木)
滅多に観察できない植物です。
鐘形に咲く花を半鐘に見立ててハンショウヅルと名付けられました。
3出複葉(3枚ずつ葉が出ること)で紅を帯びた萼(花びらは無い)が目印です。


ニッコウキスゲ
③ニッコウキスゲ(ユリ科)
あそこに咲いている黄色の花は何だろうと思いながら近づいていきました。
すると,ユリに似た花でした。
図鑑で調べるとニッコウキスゲとありました。
「花は朝に開いて夕には閉じる」とあり,何て短い命なんだろうと思いました。
でも,その割には長く咲いているな毎日通りながら感じていました。
その訳はこの写真を見ているうちに分かりました。
手前にある花は蕾が5個あるので,5日間は続けて花が咲いているように見えるということです。


ナツハゼ
④ナツハゼ(ツツジ科)
大変小さな花を下向きに付けます。
あるとき花を見ていると昆虫が訪れて蜜を吸っているようでした。
それで,私は花の中を舐めてみました。
何と甘い味がするではありませんか。
昆虫たちは,この甘い蜜を求めてやって来ますが,そのとき花粉を受粉させます。
そのお陰で,ナツハゼは黒い実を実らせることが出来ます。
この実は甘酸っぱい味がします。



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春の花⑪

2019年4月13(土)
春の花⑪  撮影日 5月中旬頃 撮影場所:北茨城・勿来海岸

今日,紹介するのは北茨城・勿来海岸で観察した春の植物です。

テイカカズラ
①テイカカズラ
5枚の花弁が捻(ねじ)れていてプロペラやスクリューのように見えます。
そこで,空中へ放ったらくるくる回るかなと思い空高く投げ上げました。
ところが,くるくる回るどころかポタッと落ちただけでした。
この花を最初に観察したときは,とても良い香りを放っていました。
しかし,勿来の関で観察しているテイカカズラは良い香りがしないので不思議です。
語尾に「カズラ」が付くのは蔓性の植物だからです。


セリバヤマブキソウ
②セリバヤマブキソウ
ゴールデンウイークが過ぎた頃歩くとヤマブキソウの仲間に出会えます。
写真のものは,セリのような葉をしているのでセリバヤマブキソウといいます。
似た植物に木本のヤマブキがあるので,木と区別するためにヤマブキソウと名付けられました。


ハマナス
③ハマナス
寒い地方の海岸の砂地に育つ植物です。
太平洋側は茨城県鹿嶋市大野町,日本海側は島根県が南限となっています。
写真を撮る前に花に花を近づけるととても良い香りがしました。
何しろ花は香水の原料となっているほどですから当たり前です。
花の後には赤いナスのような実が実ります。
だから,浜で出来る「ナス」で,ハマナスというのだと思い込んでいました。
ところが,真相は実の味に由来しているようです。
ハマナスの実は甘酸っぱい味がします。
「ケンポナシ」,秋になると食べる「ナシ」と同じく甘酸っぱい味なので,「ハマナス」なのです。


オドリコソウ
④オドリコソウ
横から写すと名前のいわれが理解できます。
笠をかぶった踊り子たちが並んでいる姿に見えるからです。
花はわずかに紅を帯びていますが,もっと濃いものもあります。
オドリコソウの群落の中で花の写真を撮りながら感じたことがあります。
それは,何か異様な匂いがしたことです。



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